ブランチライン 6 (フィールコミックス)
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ブランチライン 6 (フィールコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
出会いと別れ、そこには喜びと痛みがある。出会いが喜びで別れが痛みとは限らない。それは世界をどう見るか、どう感じるかによるはずだ。不意に挿入される過去場面が現在を救い、未来を変える。「君たちを見ていると世界は思ってるより善意に満ちているって思えてくるね」そうやって善意は伝播していく。誰かの善意によって痛みは和らぎ、そのぶん強くなり、気付くと誰かに喜びをもたらせている。そんな循環が世界を変えるのだと、この漫画を読んでいると本気で思えてくる。
2024/05/26
どあら
治療中に妹から借りて読了。
2024/05/26
あきづき たくみ
本当にブランチラインというタイトルがふさわしいお話だと、また改めて思った。わたしも、池辺葵さんの作品からもらったものを、誰かに返せる人になれているのだろうか。そんな自信はまだないけれど、たしかに今のわたしの一部は池辺さんの漫画でできているとは思う。思いをこめて作った本たちも、誰かの心を震わすことができていたらいいな…。「君たちを見ていると 世界は思ってるより善意に満ちているって思えてくるね」/装丁︰川名潤
2024/05/08
ozoz
日常は、いろんな気持ちを抱きとめる。流れていってしまう時を丁寧に縫いとめるように、描いている作品。大切にしたい。山田の寂しそうな顔と照れたとこ。どっちも良い。仁衣ちゃんの自分きれいにする姿もいいですねぇ。イチさんのお話、台詞が無いほど胸にくる。
2024/05/31
スウ
洋服に限らず、製品づくりには企画デザイナーだけでなく、売り込む人、素材を加工する人など様々な人が関わっている。そこにはもちろん受け手、欲しくて買う人がいる。原材料費高騰の昨今、多くの場合生産性重視で、こういうこだわりに付き合う会社は稀だろう。それでも、どこかにこういう職人魂の人がいて、その商売を自分も含めて上手く行かせようと励む人たちはいる、と信じたくなるような話だった。
2024/06/23
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