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脂肪と言う名の服を着て 完全版

脂肪と言う名の服を着て 完全版

脂肪と言う名の服を着て 完全版

作家
安野モヨコ
出版社
祥伝社
発売日
2002-07-25
ISBN
9784396762797
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脂肪と言う名の服を着て 完全版 / 感想・レビュー

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みゃーこ

「太ったのはそうやって人のせいにしているあなた自身のせいなの」過食嘔吐拒食を繰り返す「身体じゃないもの。心がデブなんだもの」他人から見られている自分、のこちゃんはそれを「自分」だと信じている。究極のM女だ。自分の価値を他人の評価に依存させ、求められている自分を常に演じ失敗を重ねる。力の出口はいつも極端な行動だ。摂食障害を扱った作品は女という性について。また、「自分」と「社会」との関係について改めて問いを投げかけてくれる。

2013/08/19

Vakira

自然界では♀をゲットするために♂は争う。選ぶのは♀の方だ。しかし人間界では基本平等でお互いに選ぶ。一般的に女性は美人がモテる。美人の基準とはいったい何?スタイルの良さ?顔の整い方?見た目の笑顔に魅かれている?その時々の流行、個人差もあるだろうが多くの男性はそれを好むように遺伝子に仕組まれている。クラスの中にカワイ子ちゃんがいればその子に集中する。これは男同士競い合い、互いにいろんな面でレベルアップするのに役立っている。遺伝子に仕組まれたサガ。モヨコさん祭り 第3弾 ぽっちゃりOL「のこ」のOL生態物語。

2020/09/13

空猫

読み友さんのレビューから。上手くいかない時 何かのせいにすれば楽だけれど 根本的な原因を治さないと 自分を大切にしないと 何も変わらない。こじらせ女と その逃げない女に胡座をかく男の、これは恋愛でなく心の削り合い。「多様性、ありのままの自分」なんて言葉はまだ無く、女はスリムで可愛い子しか価値がなかった時代の話ではあるけれど。「のこ」は、時代は、変われるのだろうか?

2021/07/25

ワダマコト

身体じゃない。心がデブなのよ。デブマインドって恐ろしいほど単純だよね。食えば力がつくとか、食わないと大きくならないよとか。自分の身体について簡単な知識を習得するだけでも、マインドって変わるもんなんだけど、なんで僕は昔太ってたんだろうなぁ。

2014/06/28

かおりんご

漫画。ずーっと昔に読んだけれど、久々の再読。のこの成育過程が気になりました。他者に依存している限りは、幸せになりきれないんだろうな。ま、私も自分のために、痩せたいのはあるけれど(笑)ダイエットへの戒めになったような、ならなかったような。

2018/07/24

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