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南瓜とマヨネーズ (Feelコミックス)

南瓜とマヨネーズ (Feelコミックス)

南瓜とマヨネーズ (Feelコミックス)

作家
魚喃キリコ
出版社
祥伝社
発売日
2004-03-08
ISBN
9784396763251
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南瓜とマヨネーズ (Feelコミックス) / 感想・レビュー

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❁かな❁

ラスト6ページで涙してしまった。魚喃さんの絵のタッチ、言葉は少ないのにすごく伝わる空気感が好き。過去に大好きで何でもしてあげたいと思っていたハギオ、なんとなくいつのまにか同棲をしていた せいちゃん。好きな男性の為に尽くし過ぎるツチダを第三者から見ると痛々しくそこまでしなくてもいいのにと思うけど自分がもしツチダの立場だったらと考えると色んな気持ちに揺れる。いなくなってどれだけ大切な人だったかわかることがある。「わたしたちのこのありふれた平凡は本当はとてもこわれやすくて なくさないことは奇跡」最後は良かった。

2018/06/20

スズコ(梵我一如、一なる生命)

何年かぶりの再読。私は一生2番目に好きな人と暮らすんだ、の話だと思ったら、そうじゃなかった。でも、これはこれで、自分が月日を重ねた分だけ、染み入るものが。「あたしたちはもう終わっているのかもしれない だけど あたしたちにはこの部屋のほかに行くところがない あたしたちにはお互いしかいないんだ 」とか、「わたしたちの この ありふれた平凡は 本当はとても こわれやすくて なくさないことは奇跡 わたしたちの生活 毎日 日常 せいちゃんが笑っているということ あたしが笑っているということ」

2016/09/29

くり坊

復刻版。魚喃キリコの絵が好き、コマ割りの醸し出す雰囲気が好き。なんだけど、お話はどっこも感情移入できないんだな。「ふーん、そうなんだ」と冷たくストーリーを眺める自分を発見してしまう。

2015/04/03

るう

この人の本が好きだった頃の自分が、幸せだったか病んでいたか今ではわからない。ただ、同じ人間が時間の経過でこんなに思い方も生き方も変わるんだって、魚喃キリコさんの本を観ると思い出す。喉に詰まった小骨みたいだ。

2013/04/03

読書好きの変人

魚喃キリコ作品は初体験。魚喃キリコさんはガロ系らしい。非常に絵柄がすき。影がなく無駄な線がない。シンプルでいてクール。背景や小物類の描きかたに至っては松本大洋っぽさを感じて楽しい。ヒモ男とそれを愛しながら養う女性の関係で角田光代の愛がなんだを思い出すが、この関係に共感は一切ない。こっちの話は男が改心しててハッピーエンドっぽいだけまだましだな。愛がなんだはほんと、救いがない。

2023/08/14

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