ペコセトラ (Feelコミックス)
ペコセトラ (Feelコミックス) / 感想・レビュー
匠
ペコさんの投稿デビュー作含む短編集。2センチ以上はある厚みだったけど、サクサク読んだ。あっという間に読み終えたけど、すごく深い部分がさらっと描かれていて不思議な余韻の残る読後感。人物設定というかキャラに主観が入ってないように淡々と描かれるリアルさと、何気ない日常や会話の中での感情の機微をすごく上手く表現されていると思う。また、僕の好きな澁澤龍彦や寺山修司の名が挙がっていたのも嬉しい。漫画なんだけど文学的な香りを持つ作品が多いのも特徴かも。最近、すごく気に入っている作家さんの1人だ。
2013/08/07
manamuse
「1122」「にこたま」から短編集へ。絵がシンプルなのにオシャレで好き。心臓に悪い方のドキドキする作品。
2024/06/17
komati
「たまゆら透明少女」の片山くんが結構すき。自分もこだわりがなくて、大雑把なとこがあるから、こだわりがあって芯のある人は憧れる。それでギャップなんてあったらもう好きになっちゃいます(笑)
2012/01/08
bluemint
短編集。女性なら覚えのある内容ではないか。後半の透明少女2編が良かった。ゴスロリ、唇ピアス少女がすごく良い子で、先入観を覆された。
2018/04/08
ぐうぐう
そのデビュー作からして、渡辺ペコはすでに渡辺ペコであったことが嬉しい。成熟した初々しさという矛盾がデビュー作には溢れていて、それが以後もずっと損なわれていないという不思議、そして驚き。ワンダーが、日常からかけ離れるのではなく、そこに息衝いている、その空気感に魅せられる。にしても、ダ・ヴィンチ編集長の、過剰で饒舌な解説は、その空気感の中で心地よく余韻に浸るのを邪魔しているかのようで、いただけない。
2010/02/20
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