WHITE NOTE PAD 2 (フィールコミックスFCswing)
WHITE NOTE PAD 2 (フィールコミックスFCswing) / 感想・レビュー
天の川
ヤマシタさんはハッピーエンドをくれない。互いの身体、互いの人生に馴染み始める二人。前向きに努力しつつ、己が人生に諦念を持っているような元女子高生。元の身体の持ち主への申し訳なさが日に日に募っているような元中年男。「あんたのなりたかったあんたになってやりたい!」と叫ぶ元中年男に「無理だよ」と微笑む元女子高生。自分が誰なのかを自分に問いつつ、この先彼らはどう生きるのだろうか。読み手が不安を感じたまま、物語は終わった…。
2016/12/15
すみの
入れ代わりの性、体と長く付き合わないといけない二人。ひょっとしたらずっとこのまま。最初、この作品で作家さんは何を伝えたかったのだろうと考えたけれどよくわからず…。どんなに外見を変えても、中味の人格や性格によって関わる人や物、暮らしぶりも変わってくる。中味次第だが、こんな状況を否応なしに受け入れざるを得ない二人の運命なのか、因縁なのか、彼らの背中が虚しくもあり、それはそれで上手くやっていくしかないんだな。
2017/02/06
まりもん
友人に借りて読了。入れ替わった状態を認めてもやっぱりどこかで寂しさがあるんだなと。ただラストが結局どっちをとったのか気になった。
2017/12/04
しましまこ
怖えー、いい感じに終わった様に見せかけてどういうつもりだよ、最後まで怖かったよ~。
2016/12/25
ako
最終巻。最初は中年男性から女の子になった正吾の方が楽しそうだった。でもやっぱり年をとってる分、正吾(外見は葉菜)の方がこれからの事を考えている。葉菜(外見は正吾)は今の体や生活を受け入れるだけで精一杯。元の体に戻れたとしてももう違う自分になってしまってるし、今の体にかなり馴染んでいるのは葉菜が母親に会った時泣かなかった事でよくわかる。2人にはいつまでもお互いを支える存在でいて欲しいな。
2017/02/03
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