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違国日記 5 (フィールコミックス FCswing)

違国日記 5 (フィールコミックス FCswing)

違国日記 5 (フィールコミックス FCswing)

作家
ヤマシタトモコ
出版社
祥伝社
発売日
2019-12-07
ISBN
9784396767754
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違国日記 5 (フィールコミックス FCswing) / 感想・レビュー

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ゆう

女という性。昨今よく耳にするシスターフッド作品というジャンルにこの作品が入るのか、分からないけれど。たくさんの女性が登場するから、この作品が好きだと思う。槙生、実里、朝、えみり。母、姉妹、娘、叔母、姪、友人…たくさんの女性の、それぞれの関係性が、高度な構成力によって多彩に描かれる。そうだ、思い出した。男性性に裏打ちされた社会に弾き飛ばされて、不安になったら。不安になっても。私には少女漫画がある。女性が少女のために描く物語が。女と女の物語が。最高です!!!!

2020/11/03

ネギっ子gen

1巻で疑問だったのは、朝の両親のこと。交通事故死の描写で<田汲さんの内縁の妻、高代実里さん42歳>となっていて、怪訝に感じた。そのことは槙生も「内縁?」と思ったようだ。<あんなに「ふつう」から外れるのを恐れていた人が?>と。中頃で、朝の母親・実里の描写が少し。実は、彼女の人生も、思ったとおりの人生にはならなかった。父親となる男性から「結婚は……したくないんだ。法的なことは」と言われ、淋しく頷く……。【おまけマンガ:塔野の日記『休日』】休日あるある話。一日、スマホを手に、テトリス。はっと気づけば「夜」と。⇒

2020/11/10

ままこ

楢さんとのあの握手は私もいいなと思った。孤独を訴える朝に対してその場しのぎの言葉をかけない槙生ちゃんの思いやりが沁みる。

2024/01/28

Nyah

両親が目前で交通事故で亡くなり、母の妹槙生に引き取られた朝は環境が変わった事に対応するのに精一杯だった。ある時槙生が笠町に「姉がさ、日記を遺してたの。朝宛だった」と話してるのを聞き、槙生の留守中に母の日記を探し出し一人で読む。母の不在を実感する朝に槙生は声をかけない。寂しさは共有するものではないという槙生。朝が行方不明になり、槙生は笠町、弁護士と探しに行く。朝はようやく両親の死に向き合うことになる

2024/06/23

天の川

槙生は不器用に誠実で、孤高の人だと思うけれど、笠町君や学生時代の友人たちが適度な距離で存在し、決して孤独ではない。朝の死んでしまった母・実里の方が自分を縛るものが多く、実は孤独だったのではないかと思った。人は誰も自分だけが知っている重いものを抱えて生きている…そんなことを思わせてくれる本だ。

2020/01/13

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