いしいしんじの音ぐらし
いしいしんじの音ぐらし / 感想・レビュー
けんとまん1007
そうそう、流石にSP盤まではいかないが、ドーナッツ盤・LP盤は、まさにその世代なので、納得。デジタル化されて、音質は格段に良くなったし、かつ、それが維持されるというのはあって、その恩恵も感じていす。が、一方で、息遣いが感じにくくなったなあ~とも思っている。ターン・テーブルの懐かしさ。これがすべてだ。
2015/11/07
ayako
コアなネタについていきそびれたところも多々あったけれど、レコード・蓄音機・etc...への熱い思いは伝わりました。
2018/05/03
ますりん
いしいさん最近その場じゃない小説書かないね。。。。 ともあれ、いしいさんの音楽漬けの毎日をエッセイに。レコードプレイヤーから蓄音機へ、EP盤からSP盤へ、ヴァイナルからシェラックへ、ステレオからモノラルへと原音の世界に近づいていく旅。わたしはガサツなので、このような繊細な機材や素材をとても自分で扱う自信はありませんが、CDや配信の音源とは違う良さがあることはわかるんで、どうやったらこういう音、聴けるんですかね。イベントとかかな。特に1950年代以前のモノラル録音をモノラルカートリッジで聞いてみたいな。
2015/07/02
林克也
ありきたり、著者の狙い通りの感想だけど、モノラルSP盤を蓄音機で聴きたくなってしまう本。ビートルズ、パーカー、モンク。特に、月からなだれ落ちる滝が見えるビル・エヴァンズを聴きたい。どれだけ世界観・人生観が変わるか、楽しみでもあり恐怖でもある。ということで、音楽って何だ??? っていう永遠の課題が頭の中にムクムクと充満してきてしまった。抜かなければ! ところで、いしいさんがクレージーケンバンドを絶賛しているけど、(いままで聴いたことありません)まったく食指が動かないのはなぜだろう。
2015/05/31
ひるお
『ミュージック・ライフ+』等に掲載された、作家いしいしんじの音楽エッセイ。蓄音機、レコード、青春時代の音楽、そして家族との、音楽を通した関わり合い。数年前、私はいしいしんじの蓄音機イベントに行っている。だから、本書に登場する曲は、知っている曲だろうと知らない曲だろうと、あのときと同じ圧倒的な存在感をもって流れているのだ、と、想像することができる。縦横無尽の選曲が魅力だった。あのときかけられたアフリカの曲、曲名を覚えていないのが惜しい。
2023/03/26
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