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不思議の国のアリス (挿絵=ラッカム)

不思議の国のアリス (挿絵=ラッカム)

不思議の国のアリス (挿絵=ラッカム)

作家
ルイス・キャロル
アーサー・ラッカム
高橋康也
高橋 迪
出版社
新書館
発売日
2005-12-05
ISBN
9784403030345
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不思議の国のアリス (挿絵=ラッカム) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

『アリス・オンパレード』第9弾。縦21.5cm、横15cmの大判愛蔵本。出版社は児童書を多く手掛ける新書館。訳は河出文庫と同じく高橋康也・迪夫妻。ちなみに訳文も河出文庫版と同様だが、注は後にまとめて付されている。また、「あとがき」は、こちらの方が簡略だ。訳文にも定評があるが、本書の真価は何といってもアーサー・ラッカムの挿絵にある。ぞくぞくするくらいリアルで、それでいて限りない幻想性を秘めたアリスだ。ドッジソンに見せてやりたい。『ワルキューレ』の甲冑姿の悲壮美に溢れたブリュンヒルデと双璧をなすと言って良い。

2013/08/28

zirou1984

アリス翻訳読み比べその3。翻訳はベケットの著作を手掛けたナンセンスの大家・高橋康成、イラストは数々の幻想作品を手掛けてきたアーサー・ラッカム。大型サイズ、挿絵の一部はカラーで製販というのもあり愛蔵版という言葉がしっくりくる内容。翻訳は読み易さと言葉遊び、最低限の脚注と親切な作りになっているが、今となっては弟子、河合祥一郎の仕事がそれを発展させたと言えるかもしれない。とはいえ本作の魅力はやはり挿絵にあるのだろう。しかしどの訳文も英文と照らし合わせる度に新しい発見とおかしみのある、本当に魅力の尽きない作品だ。

2014/10/05

るんるん

言葉あそびやしゃれを盛り込みながら、へんてこりんな生き物とアリスの会話が小気味よくすすむ。つぎつぎと現れるキャラクターがユニークで、挿絵がさらに物語の世界へ誘う。

2014/04/08

桜子

まず、どのアリスを読もうかな?と探すのが楽しかった(*^^*)ラッカムか、ヤンソンか…どちらも素敵で悩んだけど、こちらを買いました。オシャマなアリスが可愛くて、ゆっくり読もうと思ったけど一気に読んでしまった♪寒い季節に毛布な包まって、何も考えず、ハチャメチャの雰囲気を楽しむのが最高でした!ハートの女王のお話と青虫のお話が、より楽しかったな。寝る前に1つずつ読んでいくのもオススメです♡

2019/12/21

らん

ラッカムの絵のアリスは儚げな可愛さと優しさを感じました。ピンクのお花柄のワンピース。細長いテーブルにティーセットがずらっと並べられているティー・パーティーの絵も素敵です。お皿の割れる音が響いてきそうな迫力のある絵や幻想的な雰囲気を感じる絵もあり眺めるのも楽しい。他の訳に比べるとアリスの口調がかわいらしくお淑やかに感じました。「妙ちきりんな気分!」という言葉が頭に残り、ふわふわしたふしぎの世界を楽しみました。チェリーパイカスタードパイナップル七面鳥のローストetcを混ぜた味はどんな味なのでしょう?

2023/02/26

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