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玉三郎・舞台の夢: 坂東玉三郎VS須永朝彦

玉三郎・舞台の夢: 坂東玉三郎VS須永朝彦

玉三郎・舞台の夢: 坂東玉三郎VS須永朝彦

作家
坂東玉三郎
須永朝彦
出版社
新書館
発売日
1984-11-24
ISBN
9784403220234
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玉三郎・舞台の夢: 坂東玉三郎VS須永朝彦 / 感想・レビュー

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coco.

須永朝彦(聞き手)歌舞伎役者・坂東玉三郎(語り手)対談集。基軸は歌舞伎だが、構成はギリシャ劇、バレエなど総合芸術としての舞台談。内に響き跳ね返ってきたもの、新たに湧いた自分の反応を言葉にする。立女形を担う坂東氏が考える演劇観は、日本を飛び越えた俯瞰的視点であり、教養溢れるものだ。分野の垣根を越えたメトロポリタン歌劇場での公演は、吸収力旺盛な表現者たちの文化交流の場でもあった。舞台で一際輝きを増す成因は、背負う使命よりも、本来あるシンプルな気持ち、舞台に立つのが一番の喜びと真っ先に語る所にある。

2014/02/10

まる

玉三郎丈もインタビュアーの方もとても美しい日本語で、お話の内容も夢のようで読みながらうっとりしていた。このように長く多岐にわたりお話されているのを読むのは初めてで、とても感覚的な方であり、それでいてその感覚を明確に言葉に表せる、頭脳明晰、冷静沈着、知識の深さ、ただただ溜め息するのみだ。ホント、玉三郎丈と同じ時代に生きていることを幸せに思う。

2018/01/26

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