哲学を話そう: 木田元対談集
哲学を話そう: 木田元対談集 / 感想・レビュー
ニールキャサディ
何度目かの再読。木田元先生が、親しい評論家や作家とハイデガー哲学やミステリーについて対話をしている。なかでも、福田和也との対話は興味深く、ハイデガーについて、思想の転回、ナチスへのコミット、社会学との関わり、ユダヤ教への態度など、論点が多くだされ、勉強になる。ガダマーの哲学修業時代を、次に読むこととする。
2012/03/17
いわたん
対談集なので読みやすかった。対談が苦手なので話しやすい仲の良い人との対談を引受けたというようなことが後書きや他のところで述べられているが、その交友の広さに驚く。以前、新本格ミステリを読んでた時期に気になりつつ(重くて疲れそうと感じて)敬遠していた笠井潔も登場。これを機に読み始めようかな。本書の中で、高田珠樹氏の発言部分だけ文章で書き下ろしたみたいで分かりづらかった。ここは後でもう一度読みなおそう。
2012/01/26
ドルココ
木田元と作家・哲学者との対談。といってもハイデガーについてがメイン。
2009/07/31
やまざき
個人的に好きな木田元さんの対談集。ハイデガーの話を中心に、いろいろな立場の人たちと哲学について話した対談がまとまっている。知的な人たちの対談がとても面白く、またハイデガーについての知識も深まった。いくら偉大な哲学者でも、その時代の特色には多少なりとも影響されるんだな、と認識した。
2022/04/02
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