アンデルセン童話集 (挿絵=クラーク)
アンデルセン童話集 (挿絵=クラーク) / 感想・レビュー
杜のカラス
日本人みんな知っているんじゃないかと思う童話、アンデルセン、デンマーク人で唯一、日本で有名、あとハムレットぐらいかと、それぐらい偉大な童話作家、生まれや育ちは貧しく、かなり苦労したらしい。それでも世界的な作家になった。立派なものだ。それで失恋もしたらしい。人生いろいろだ。実際、いまになってじっくり読んでみると、やはりたいしたものだ、「待ち売りの少女」、「親指姫」、「みにくいアヒルの子」などなど、子供時代、娘の子供時代、そして孫もそうであろう。深い意味も含まれているようだけど、ストレートに読んでも面白い。
2024/01/17
ちどり
アンデルセン童話集24作品収録。どの内容も残酷だったり、グロイ描写も多くハッピーエンド作品はあくまで、ラストがいい感じで終わってるだけであり、話の中盤は残酷だったりと、幼い子たちにはお勧めできないストーリ集。(日本の童話定義とはかけ離れてる)おやゆび姫、雪の女王、蝶、人魚姫、絵のない絵本はおすすめぇ,,,,
2014/10/28
ZEPPELIN
これは大人用の絵本かな?自分の記憶がグリム童話とごっちゃになってる上に、知らない話のほうが多かった。「みにくいアヒルの子」のような、まさに子供向けの綺麗な話に混ぜて、知り合いを袋に詰めて水死させる話もあり、なかなかバラエティーも豊富。小さい頃に読んだら一喜一憂したであろう都合良すぎる展開も、大人になると穏やかに見守ることが出来る。たまには童話も面白い
2014/05/09
がんぞ
『人魚姫』は酷い話だ、なんでこれほど身を犠牲にしなくてはならないかと思っていたが、『豚飼い王子』、『ワイルドスワン』、『沼の王の娘』(キリスト教北欧布教題材)なども同趣旨の「振られ女」のテーマで、『おやゆび姫』は次々と醜い求婚者があらわれる。『雪の女王』と同じく「男女の認識すれ違い」の悲哀と見ることもできる。『皇帝の新しい服』は「ついている地位にふさわしくない者、どうしようもなく頭の悪い人」には見えない生地で作られている、というフレコミだった。『みにくいアヒルの子』と同じく自分を知ることがもっとも難しい!
2018/11/25
超・ウール羊(旧ヒカル)
いわゆるジャケ買い。なにしろハリー・クラークのイラストが大好きで、見た瞬間に購入。じっくり堪能いたしました。とまあ、お目当てはイラストだったんだけども、改めて読むといろいろ懐かしいです。雪の女王はアニメになってますしね(観てないけど)。“絵のない絵本” が収録されているのはよかった。大好きなので(^^)。“ほくち箱” は知らなかったな。イラスト効果も相まって、とても楽しく読めました。
2014/08/31
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