フランスを支配した美女―公妃ディアヌ・ド・ポワチエ (桐生操文庫)
フランスを支配した美女―公妃ディアヌ・ド・ポワチエ (桐生操文庫) / 感想・レビュー
こぽぞう☆
国王より20歳、王妃よりはもっと歳上で、王妃より家柄が良いという異例の寵姫、ディアーヌ・ポワチエ。もっと知りたくて読んだんだけど、本としてひどい。歴史の流れが掴めない、他国の王の代替わりとか全く説明しない、人名・地名が英語読みだったり仏語読みだったり、オブとドは使うのに、フォンは使わないからドイツ人がなんだかわけのわからないことになってる、神聖ローマ帝国の中核にオーストリアがあることを無視。かと言って、アンリとディアーヌの愛とかメインに持ってくるのかというとそれもない。時間返せ!
2019/10/04
星落秋風五丈原
アンリ二世をめろめろにした年上の恋人の話。でも死後追い出されます。
2000/12/15
ごんちゃん
16世紀のフランス。国王アンリ2世の20歳年上の愛人ディアヌ、絶世の美女だったらしい。ちょっと読み難いっていうか、話が平坦だな。史実に忠実に書いてるのかも知れないけど、もうちょっと盛っても良かったんでは?それにしても、領土の取り合いや婚姻による同盟、まんま日本の戦国時代。洋の東西を問わず、人間のやることって一緒ですなあ。
2018/06/10
rbyawa
a123、巷で話題になったグリム童話の著作で名前を聞いていて、あの本はちょっと手に取っただけで止めたご同類も多かったのではないかと思うが(何人か知っている)、まあ、これだけ限定された人物なら問題もないだろうと思っていたら大当たり。この一つ前に『カトリーヌ・ド・メディシス』を読んで情勢のあまりの面倒臭さに(頼むから家系で派閥が別れてるのに地域名で呼ぶの止めてぇぇ)混乱していたが、ずいぶん人間関係がわかりやすくなっていた。大雑把な可能性もあるけど、ヴァロア朝末期の入門書としては十分じゃないかな?
2010/07/07
dolce-vita
アンリ2世の寵妃ディアヌ・ド・ポアチエ。20歳も年下のアンリ2世の寵愛を(ノストラダムスも予言した馬上槍試合で亡くなるまで)独占。宮廷で権勢をふるった。もともと父のフランソワ1世の愛妾だったというのは自分の勘違いだったみたい。カトリーヌ・ド・メディチとの関係性も面白い。ヴァロワ王家の家系図やディアヌの子孫の家系図をたどるのも楽しい。表紙のギュスターヴ・モローの「ヘロデ王の前で踊るサロメ」本の内容にぴったりで好きです。
2016/12/11
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