誇り高き西部劇
誇り高き西部劇 / 感想・レビュー
Gen Kato
往年の西部劇映画を語る本、堪能しました。お二方の語る内容や嗜好は『大いなる~』と大きくは違わない(やはりジョン・ウェインには冷たいw)のですが、何と言っても当時のプログラム写真、そして個々の俳優リストが素晴らしい。現在のビデオ~DVD時代は一般のわれわれも映画を所有し、繰り返し観ることで蘊蓄を語るマニアにはなれるし、ときには評論家や作家さんの記憶違いや間違いを指摘したりもできるけれど、それでもプロの「見巧者」ではない。「プロ」の見識を味わいたいと思うもの。版元さんにはこうした本を作り続けてほしいです。
2017/03/24
yyrn
日本で上映された西部劇のポスターやチラシで紙面が構成されているが、マイナーな作品も多い。作家の逢坂剛と評論家の川本三郎がそれらの映画にまつわる思い出話を最後で語っているが、当時を知らないとついていけない話題が多い。ふ~ん、という感じだが、出版社にかかるとつぎのようなコピーになるのだから恐れ入る。「西部劇のプログラムを集めて40年、熱血ファンの2人が満を持しておくる究極のプログラム読本。日本独自ともいえる映画のビジュアル資料から、西部劇をもう一度味わう。珍品からファン垂涎の大傑作まで満載」ってホント?
2014/03/16
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