KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ニアリーイコール (ディアプラス文庫)

ニアリーイコール (ディアプラス文庫)

ニアリーイコール (ディアプラス文庫)

作家
凪良ゆう
二宮悦巳
出版社
新書館
発売日
2015-08-10
ISBN
9784403523854
amazonで購入する

ニアリーイコール (ディアプラス文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

たべもも

★★★★☆。大きな事件はなく穏やかな日々が描かれいますが、その心情が静かなのに熱くてグイグイ引き込まれました。グルグル悩むキャラはイラッとしますが、この受けは後ろ向きな人ではないので好き。攻めも穏やかに明るいので読んでいて清々しい。ラストのエピローグで、捕らわれていた思いから解放されていたような受けの、穏やかに晴れた雰囲気がとても良かった。二人を繋ぐ重要なキャラの猫のニーニも凄くかわいかったです。

2015/08/12

扉のこちら側

初読。2015年972冊め。大きな事件は何もなく、ただ川べりの家での静かな恋。心中の生き残りで、他者を物など、現実との接点を限りなく減らして生きようとする主人公が、川べりのアパートの窓辺でキンキンに冷やしたお酒を飲むというシチュエーションがとても好み。猫かわいいよねこ。

2015/08/12

miyu

攻・国立、受・仁居どちらにも嫌味な部分がまるでない。育ってきた過程で彼らは自分の思いや希望とは関係なく幸せから遠ざかった。仁居の初恋が破れるシーンには思わず息をのんだ。「お前の愛は重すぎる」誰からも顧みられずに生きてきた高校生が初めて好きになった男にそう言われる。どんなに消えてしまいたかったろう。何の主張もせずただ微かに浅く呼吸するだけのような仁居が哀しい。そんな彼がやはり疵を持つ国立と出逢う。少しずつ距離を縮めてゆく二人が眩しかった。幸せになることに怯えつつもおずおずと国立を求める仁居。とてもよかった。

2018/01/29

那義乱丸

原因は異なれど恋愛に関する深いトラウマを持つ仁居と国立が少しずつ距離を縮めていく過程が静かにゆっくりと紡がれるお話。過去の傷ゆえに愛の加減がわからず心を閉ざして独り、川べりの部屋で川を見つめる仁居の孤独と寂寞は胸が痛くなるほど。国立のトラウマ克服も簡単ではなく、そんな彼に向けた仁居の言葉が胸に沁みた。愛し合う二人が触れ合うのは身体だけでなくもっとずっと柔らかく温かく優しい部分。あとがきに「地味地味と~」とあるように確かに地味ではあるが、二人の心の変化はとても大きなものだと感じさせてくれるこの話、好きだ。

2015/09/02

けい

よかった〜。切ない。10年かかったけどいい人にめぐり合えてよかった。妹も幸せになって欲しい。にーに可愛い。あと、佐田にも幸せになって欲しい。

2015/08/30

感想・レビューをもっと見る