キス (ディアプラス文庫)
キス (ディアプラス文庫) / 感想・レビュー
扉のこちら側
2018年355冊め。初読時に登録を忘れていたようで、再読。生い立ち故に疎外感を覚え、身の置き所がないような子どもの話は物語の中とわかっていでも切なくなる。しかしその切なさを押し流すような明渡の熱量ったら。重苦しいとさえ感じてしまうほどである。こちらも再読予定。
2018/07/21
わっぱっぱ
【BL】恋は錯覚。そうかもしれない。“好き”なんて所詮は脳の誤作動なのかも。でもそれが何だというの。正しくない、絶対じゃない、完璧じゃない、永遠じゃない、ならやめるというの。多分きっとやめたりはしない。だったらさ、もうそれでいいじゃない。ただ好きだっていう、それだけで。一穂さんの今作は重かったり痛かったり虚しかったり、ぐるぐる苦しかったけど、一周まわってシンプルな答えに行き着いた。糖分控えめ、萌えに至るための脳内補完能力の必要レベルは★★★★☆ちと険しい、かな。
2018/01/07
きょん
途中本当にハラハラした。人を好きになるのは、人の気持ちは人間のどこに宿るのかという命題の正解は不明なままですが、常にお互いがお互いへの気持ちを育み続けなければ破綻してしまうものなんだろうな。
2018/01/05
青龍
すみません、つまらないわけではないけれど、なんとなくハマれず...という読後。攻めが誰からも好かれているという設定が、私には引っかかり、なんとなくもやもや。ただ、この作家さん、ちゃんとしていない(問題ある)大人を書くのが上手いと思う。苑の両親のような人、実際に一定割合でいるし。攻めが記憶喪失になる以外で、受けに対する思いを失うというパターンは初めて。
2019/04/30
しましまこ
幼馴染みの執着モノかとおもえば、中盤あまりに苦しくて中断。とにかく上手いなと。
2018/02/04
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