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兄弟の定理 (ディアプラス文庫)

兄弟の定理 (ディアプラス文庫)

兄弟の定理 (ディアプラス文庫)

作家
沙野 風結子
笠井あゆみ
出版社
新書館
発売日
2018-11-10
ISBN
9784403524684
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兄弟の定理 (ディアプラス文庫) / 感想・レビュー

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辺辺

積本崩し。面白い。つまりなんだ、お互い家族で居たいし、血が繋がらなくても兄弟で居たいし、そして、恋人でも居たいわけですね。個人的にいつも沙野作品に登場する悪趣味な脇役が見事にキューピットに華麗に変身するというのがお得意のパターン好きだな。沙野さんらしいエロさもさることながら、深層心理の描写も見事であった、また絵師・笠井あゆみさんのイラストも絶品です。ペーパーで誤解が解けてよかったね、笑。後書きによると脇役の彼の話もそのうちに読めるそうで、攻か受か楽しみにしてますわ。なかなか読み応えあるのでその内リピしたい

2018/12/23

マシュ

兄弟買い。外科医の兄とスタントマンの弟の話。いつも大ケガをして兄の病院に運ばれる弟。その理由に泣ける(いや、泣けないけど)。お互いのことが大切で仕方ないのに素直になれない二人。その二人をかき乱す俳優。謎すぎて逆にかっこよかった。何だかんだと弟の体を仕上げて、二人の関係を後押しした形になっちゃったと思うとなんだか不憫。俳優が結局どうなったのか覚えていない……。兄弟の複雑な心境の変化を丁寧に描いた作品。面白かった。

2020/01/02

家族一人だけ血の繋がらない医者の兄・聰一郎×スタントマンの弟・要斗。血の繋がりがないからこそ兄弟であろうとした二人、恋情を隠しつつも兄ちゃんと可愛い弟であろうとする姿が切ない。兄弟でも、恋人でもダメでなんと欲張りな…と思ったけど、お兄ちゃんを求める心と弟を愛しく思う心に納得。そして式見君、鋭い観察眼を持ち、優しく心が強く、愛する者を受け止めるだろう深い心を持つ彼。硬く歪んだ心とお尻まで解きほぐされた要斗、兄には弟を守る忠告までしてあっさりと引いていくところに男らしさ彼の愛情を感じる。式見の恋も見てみたい。

2018/12/10

なみ

最後の最後まで気を抜けない展開にうなりつつこういう選択肢しかないよなあそれしかないしって思って安堵しました。ちょっと違う次元を生きてる(のでは?)式見の話が今からめっちゃ楽しみです!

2019/01/12

tanya

作家買い。弟の捻れた解釈と行動が「好き」と繋がるのか難解で・・追加で式見の行動も難解で三角関係の単純なものでも無く・・ここまでストレス溜めた展開にしなくてもいいんじゃないかと。苦労ある兄弟かつ恋人との生活を期待して読み終わりました。

2018/12/02

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