色悪作家と校正者の多情 (ディアプラス文庫)
色悪作家と校正者の多情 (ディアプラス文庫) / 感想・レビュー
みい。
相変わらずの面白さ♬でも、今回はちょっと理屈っぽかったかな。正佑の大吾のかつての恋人への嫉妬と羨望が、卑屈にも見えてつらーい⤵︎。なんだかんだ言って、大吾はゴロニャンって正佑に甘えてるんだけどねー。でっかいトラ猫、てか、虎?笑笑
2019/09/16
beniko
シリーズ④。内容は相変わらず面白く、言い回し、表現、会話などの一つ一つまでがまさにこのシリーズ!という感じがまたいい。今回は大吾の元恋人が登場し、それに関連して大吾のすごくままならない男の子な部分が炸裂、それに振り回された正祐は「胸が冷える思い」をたくさん味わいます。正直、未練ではなくても、負けたままでは終わりたくない男の子の心理だとしても、自分の情人が自分以外の人間に強い執着を持つのを見るのは心穏やかではいられないと思う。違う人間だと認め合い、その上で理解しようと思える二人とラストの正祐の告白が素敵。
2019/08/28
なみ
電子☆正祐の人間レベルがまたひとつ上がった^^正祐の気持ちの戸惑いや揺れなどの表現の仕方が感情的でないからこそ読んでて刺さる。篠田さんってすごいよね、私も密かにファンですよー。
2021/07/20
嵩実
面白かった!いやもう、大吾のカッコ悪いことったら無かったね!そのカッコ悪さを正祐がきちんと理解してるとこがまたねー。確かに大吾のそんな姿も大変魅力的ではありましたが。大吾みたいな男性は確かに女性にモテそうだけど、彼が好きになるタイプの女性からは選ばれないタイプといいますか、それを年上のカッコイイ女性2人が大吾にとことんまで思い知らせてくれて、大変爽快でした!
2019/09/04
高尾治
少女時代に純文学にのめり込み、図書館の本を読破し全集も岩波もバイブルで、大学は国文学を専攻した身なのでこのシリーズは読んでいてとてもたのしい。大吾と正祐のビブリオバトル、共感できたりできなかったりするのもまたたのしい。すこしずつ心を通わせていくふたりに幸せな気持ちになる。盤石です。『多情』と書き下ろし『デート』どちらも素晴らしく面白かった!折にふれ読み返したい大好きなシリーズです。本好き誰にでも自信を持っておすすめできる。晴天シリーズのように息の長いシリーズになりますように。
2019/09/20
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