西洋骨董洋菓子店 (4) (ウィングス・コミックス)
西洋骨董洋菓子店 (4) (ウィングス・コミックス) / 感想・レビュー
れみ
最終巻、連続して起こる少年誘拐事件にアンティークが捜査協力するお話がメインだけど、パティシエとして少しずつ階段を上っているエイジの成長が微笑ましいし、小野がエイジに「きみは才能あるよ」って言う場面にホロリとさせられ、千影がお客さんの落し物を一生懸命さがす姿も素晴らしい。大好きなよしながふみさんを最初に知った思い出深いこの作品、久しぶりに読み返してこの作品の良さをあらためて感じられて良かった。
2014/03/07
青蓮
甘かったり苦かったりと様々な人生を送ってきた四人のイケメン達が営む洋菓子店の物語。最終巻なだけに物語も大詰め。四人とも再認識と経験で色々成長したのでは?四人→三人→二人と最初の形になったけど、いつかまた四人に戻る日も?綺麗な纏まり方でした。
2005/05/03
星落秋風五丈原
謝る芥川達に、「自分の引き起こした結果の全てに責任を取れる人間なんてどこにいるんだろう?」と呟いた橘は、再び自らの過去と対峙する。 様々な葛藤を経て、それでも尚、前へと進んでゆく。人間は、そうやって生きていく。「思い出せねぇし忘れられねぇし怖い」過去を抱えながらも、「メシ食ってケーキ売りに行く」未来へ踏み出す足のアップで終わるラストシーン。心もお腹もいっぱいになって、満足感で店を出る客の一人になった気分にさせてくれた、余韻が心地よい作品。
2005/11/15
夜梨@灯れ松明の火
唐突に、あっけなく終わってしまいました。え?行っちゃうの?え?出て行っちゃうの?と、寂しい気持ちに…。昔の誘拐事件は、頁を飛ばしてしまったのかと、慌ててめくり返してみましたが、やっぱりもやもや。でも読み返してみて、こんな感じで終了するのがいいのかもしれないと、思いました。登場人物も、読者も皆、色んな思いを心に秘めながら、それでも生きていくんですよね。ただ、あと2巻位、魔性のゲイを楽しみたかったような気もします(笑)よしながふみに、駄作なし!
2013/06/20
藤月はな(灯れ松明の火)
橘の過去と現在が繋がる圧巻としか言えない巻。例え、過去を忘れてもその苦しみと蟠り、そこから付随する呪縛は続く。そして人は別れていく。それでも人は生きていくんですよね。橘が小野に対しての気持ちが変わったことと千影さんを呼び戻したことが印象的でした。個人的には楓子ちゃんや洋菓子大好きの元刑事さん、くるくるパーマさんの旦那さんが登場してくれて嬉しかったりします^^
2011/12/04
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