KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

プライベート・ジムナスティックス (3) (ディアプラス・コミックス)

プライベート・ジムナスティックス (3) (ディアプラス・コミックス)

プライベート・ジムナスティックス (3) (ディアプラス・コミックス)

作家
藤たまき
出版社
新書館
発売日
2003-08-25
ISBN
9784403660764
amazonで購入する Kindle版を購入する

プライベート・ジムナスティックス (3) (ディアプラス・コミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

またたび

すごく良かった。思春期の葛藤と苦しみをこうも丁寧に描いた作品を読んだのは初めて。同性愛を貫く覚悟も自信も持てず、手に負えなくなるカンナ。あまりにぐるぐる考えすぎるので、イライラしつつも、抱えきれない思いには共感したし、たまらなく切ない気持ちになった。闇をさまよった二人が再会できて良かった。立木コーチに報告したカンナの姿は、覚悟を決めて一皮むけたように見えた。誠実にお互いを思い、向き合った二人。二人は人生を一緒に歩んでいけると思う。立木コーチがカンナに言ったセリフも心に残った。恋人の毒は最も苦かったりする。

2014/01/08

ごま

BLでというか、あらゆるマンガや小説で、こんなに泣いたことはほとんどないと思う。主人公のカンナの思考回路の癖が、私に似ているからかな。堕ちていく気持ちもわかるし、辛いところも同じように私も辛く悲しかった。初たまきさんですが、こんなに心情を丁寧に描かれる作家さんなんですね。青春期の衝動、悩み、文字にするとありきたりですがこれらが本当に良かった。素敵な3冊でした。

2011/06/26

yuuuming

すごくよかった…!カンナはすごくまじめで、コーチに嘘をつき続けていることが辛くて、セラとの関係は母に対して申し訳ないと感じていて、セラのことが好きなのに別れを告げるシーンがもう…名シーンでした。まじめだからこそメンタルが弱くてセックスの快楽でごまかすあたりからセラとカンナ、2人の歯車がうまくかみあわなくなっていってて、読んでるだけで辛かった。だからこそ、最後たたみかけるようにうまくいったのは急ぎすぎな印象をもったけど、それでも全然問題なかった。絵と丁寧に紡がれる言葉が、詩を読んでいるみたいでした。

2011/11/11

柳多久

改めて、感動的な愛の物語だなあとしみじみ思ったなあ……。セラは確かに幼くて、でもひたすら無垢で、本当にカンナを愛していたんだよなあ。カンナがあまりに悲しそうに泣くから別れた、って自分勝手なだけなら絶対できないよなあ。その愛情の深さにカンナが気づく二人の再会場面は本当によかったとしかいいようがない。でももちろん、カンナのまじめさ、不器用さも愛しい。苦しそうに泣くカンナの姿は読んでいるこちらも苦しくなるけど美しい。本当に全体的に美しい物語だとこれまたしみじみ思いました。

2015/06/14

e r i .

別れのシーンのセラが切なくて泣ける。。。離れて2年も経ってしまった事も泣ける。。。再会のシーンで泣ける。もう号泣の最終巻でした。これからは2人の幸せだけを考えて欲しいと心が締め付けられるラスト。胸に残る大事な物語だった。

2012/04/16

感想・レビューをもっと見る