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何かが空を飛んでいる

何かが空を飛んでいる

何かが空を飛んでいる

作家
稲生平太郎
出版社
KADOKAWA(新人物往来社)
発売日
1992-10-01
ISBN
9784404019646
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何かが空を飛んでいる / 感想・レビュー

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三柴ゆよし

真面目な研究書を期待すると肩透かしを食らうが、「UFOは存在するのか」ではなく、「人はなぜUFOを見るのか」という疑問と真摯に取り組んでいる点は評価できる。特に興味深いのはアメリカの第三種接近遭遇とイギリスの妖精目撃譚を比較した箇所で、両者の間に差異はまったくといっていいほど見受けられない。しかしそれでもわからないものはわからないんだ! という著者のある意味では開き直りにも似た態度に斯界の奥深さを垣間見る思いではあるが。UFOのフォークロアもなかなかおもしろいものだね。

2011/09/10

郵便屋

UFOを肯定も否定もせず、人は昔から「何かが空を飛んでいる」光景を見てきたという事実を元に、その意味を探る。今更UFOかよと思うけど、その文化民俗学的背景とか納得できるものが多かった。しかし、UFOとは人を「あちら側」へと運ぶ力が強そうだ。あぶない。

2016/02/21

garth

「フロイトのふたりの弟子(ライヒとユング)たちの辿った軌跡、円盤への態度は、僕にはあまりに象徴的に思える。精神と物質の裂け目を円盤は飛んでいるのであって、おそらく解答はどちらの側にも属さないのだろう」結局、その領域を目指すのでなければ、オカルト思考になんの意味があるのだろうか、と思うのだった。

2010/10/29

ポルポ・ウィズ・バナナ

『彼らは人間という動物だから「見て」しまった。ひょっとしたら洞穴に住んでいた時から、人間は見てきた。この奇妙な力は人間という種の進化の原動力になってきたのかもしれない。見なければ猿のままだったかもしれない』氏は円盤に懐疑的だが、あり得ない事象と切り捨てることも出来ない不可解な部分もあるという。この感覚は非常に重要で、これと逆のパターン「途中までは非常に論理的だが或るポイントから異界に侵入するエピソード」というのがインターネットに多数散見されるわけで、人類はそういうまのに耐性を身につければならんのでは。

2018/06/03

Thomas

旧版。とんでもない価格だったが( ̄▽ ̄) こちらの方が軽くて読みやすい。

2017/10/07

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