カルタゴの運命
カルタゴの運命 / 感想・レビュー
H masa
SFというよりも歴史小説。もちろんSFの、そして歴史改変小説としての大枠はあるのだけれど、それよりもポエニ戦争という歴史的な事件を(ある程度は関わりながらも)俯瞰で眺めている視点が感じられる。 大雑把にしか知らなかったポエニ戦争だが、当然ながら当時の国際的な思惑が交錯しながら推移していくわけで、詳しく描こうとするにはどうしたって複雑にならざるを得ない。その部分をもっと紙数を費やして書いてほしかったと思うのが素直な感想である。
2020/01/07
小林ミノリ
本邦SF小説界の巨匠が描く、未来の人間が相互に干渉しながら結末へと向かう古代ローマを舞台とした仮想戦記ものです。
はと
ちょう分厚く、多少だれつつも楽しく読めた。ハミルカル・ハンニバルとの絡みは非常にワクワクする。
ノメ
カルタゴの滅亡までの未来人によるゲームとしての干渉。なかなか読み応えがあった。
2011/12/11
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