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孤宿の人 上

孤宿の人 上

孤宿の人 上

作家
宮部みゆき
出版社
新人物往来社
発売日
2005-06-21
ISBN
9784404032577
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孤宿の人 上 / 感想・レビュー

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さと

【再読】普段 再読はしない方なのだが、この作品は時折思い出すほど印象深く急に思い立って再び手に取った。自らを阿呆の「ほう」と覚え何一つ求めることなく定められた運命を受け入れていく姿が本当に愛おしい。ほうが感じる全てを自分も一緒に感じている気になる。さぞ恐ろしいだろう、さぞや不安だろう…。皮肉にも理解できないことで、見たまま感じたままを腹に落としていくほう。受け入れねばならない不条理によって自らの心に怒りや怖れを生み、それによって苦しみ怯える大人たちとの対比がほうを眩しく輝かせていく。

2019/01/10

にし

初宮部作品。その筆力にグイグイ引き込まれる。名前の「ほう」は阿呆のほう。天涯孤独の少女が背負う定めは何故こんなにも理不尽なのだろう。琴江様の無念も晴らせず、涸滝に奉公にあがるその時「ここは牢だ。鬼や悪霊と一緒に閉じ込められた」と涙した時は共に涙してしまった。つらかったなぁ。ほうと宇佐、二人のこの先を見守りたい。

2014/01/24

Yuna Ioki☆

797-406-18 ちょっと苦手な江戸時代物。まだまだ序盤で何がどう繋がるのやらわからない状況。とりあえず下巻を読むことにします。

2014/12/31

ねむねむあくび♪

阿呆だから『ほう』と名付けられた9歳の頑是無い女の子と、女の身で番屋の引手見習いの宇佐。藩の思惑と、それに押し潰される周囲の人の様が醜い。翻弄される人々の行く手にはー?このまま、下巻へ!!

2014/10/20

浅葱@

置かれた環境。育ち。つながり。加賀様の呪いに絡まりながらも、ほうや宇佐の疑いや孤独を感じてしまう。フレイヘイドを訳せなかった時代ではあるけれど、謎の解明とともに少しでも明るい方へ向かってほしくて。

2015/10/19

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