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母がしんどい

母がしんどい

母がしんどい

作家
田房永子
出版社
新人物往来社
発売日
2012-03-24
ISBN
9784404041692
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母がしんどい / 感想・レビュー

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いつでも母さん

表紙の絵に騙されそう。「あなたは とんでもない親から、とんでもない育てられ方をしたんです」Dr.に云われた言葉で自分をコントロール出来るようになって本当に「良かった~」この母は愛情・我が子の為にと名 を借りた虐待ですね。中身の濃いイラストエッセイで読了後は苦しく重い。それは自分を振り返ったから・・躾を振りかざし感情のまま接したことは無かったか?自分が思う『枠』に、はめては来なかったか?それにつけても、情けないのは父親と云う存在だった。

2015/10/18

風眠

「親には感謝しなくちゃいけない」「育ててもらったのだから」、人は何の気なしにそう言う。「そういうことではなくて」と説明しようにも、逆にこちらが悪者みたいな感じになってしまう。これは「その中」にいないと分からない苦しみであり、そうそう簡単なものでもない。コミックエッセイ風な気軽な本だけれど、内容は気軽じゃない。平易な言葉で分かりやすいけれど、結構深いところまで書かれている骨太な内容だ。「私、怒ってる、自分は悪くない」って、自己肯定感が持ててはじめて、自分で自分を育て直していけるのかな、と思う。

2012/11/20

barabara

しんどい。これはしんどすぎる。母の怒りスイッチ入る瞬間の劇画調の顔が怖すぎるんだが、子供にとってはそのまんま、そりゃあ恐ろしい顔に映ったろう…。境界性?なんとかの因子を持ってる人は年を取るにつれ溶解すると聞くが、まさに更年期こんにちは位のどんぴしゃな暗黒時代と被っちゃったのかも。不幸だなぁ。お母さんも不幸だ。13

2014/08/23

みゃーこ

このお母さん、典型的なパーソナリティ障害…。ボーダーの母って意外に身近に見かけるので思い当たる節はところどころ胸が苦しくなる。女が子供を産んだその日から神聖化され「母親」という役割に付随する様々な人格が期待されるのだが本当は親になるのに免許はいらず子供を産むことと育てることは別で大変矛盾が多い。世間が描く常識とあるべき親子像を潜り抜け子供がいかにそこでサバイバルしていくかの親子の戦いだ。エイコさんのサバイバルは離れるという結論だったが別の適応の仕方も見かけることがある。すべて個々の生命力にかかっている

2013/11/04

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

★★★☆まずは、しんどい。そして、自分を省みました。私は家族にとって…支配的で無理解な親だった事も有ったと、反省しました。二人とも親元を離れ暮らすようになり、尚更思います。(娘はだいぶ落ち着いてるので)なので、息子が失敗したりした時は、私の在り方を謝ったり、話し合ったりしてます。「ちゃんと聴ける親で居たい」心から思います。

2015/07/21

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