「朝敵」たちの幕末維新
「朝敵」たちの幕末維新 / 感想・レビュー
Yoshika Komatsu
■土方歳三熱から、幕末本を集中読破中。 ■幕府側の人物については、あまり詳しくなかったので勉強になった。旅行に行く時には、郷土館を訪れてみようと思う。 ■執筆者によって、読みやすさが違う。学術論文のような難解なものもあれば、歴史小説的なものもあり、振り幅が大きい。
2022/08/07
nob sat
薩長史観の幕末維新を何するものぞ、と18都道府県に渡って存在する朝敵とされてしまった優れた幕府側の人物を、それぞれの研究者約20人が紹介する。一つ一つが短くて不満なところはあるが、幕府側から見る幕末が好きな人にはたまらない本。大河の「八重の桜」は、会津と山本覚馬ばかりでなく、ここまで考えて全国横断的に幕府側の優秀な人物を物語に出していれば、ヒットしただろうに。
2014/05/24
nakagawa
面白そうな本だったので読んでみた。松平容保や河井継之助や小栗上野介などは知っていたが知らない人物もたくさんいた。西郷隆盛や坂本龍馬は確かに英雄である。しかし朝敵となってしまった者たちもやはり英雄である。彼らは幕府に仕えただけで日本の未来をきちんと考えていた。こんなに情熱的な時代は俺は知らない。今の日本人なんて韓国人や東南アジアの人達にもやる気や向上心では負けている。ネトウヨや右翼なども吠えたり罵ったりしかすることができない。幕末の人たちは学んで、死ぬ覚悟で日本の為に行動していた。朝敵達もやはり英雄である。
2017/04/04
such
26人の話が入っているため、どうしても一人あたりの説明が短くなり、一人ひとりについて、もっと知りたくなってしまいました。
2013/04/30
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