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「資本論」全三部を読む 第2冊: 代々木「資本論」ゼミナール・講義集

「資本論」全三部を読む 第2冊: 代々木「資本論」ゼミナール・講義集

「資本論」全三部を読む 第2冊: 代々木「資本論」ゼミナール・講義集

作家
不破哲三
出版社
新日本出版社
発売日
2003-07-01
ISBN
9784406030175
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「資本論」全三部を読む 第2冊: 代々木「資本論」ゼミナール・講義集 / 感想・レビュー

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ひかりパパ

再読。マルクスは、人間の全面的発達の可能性は、「共産主義社会が労働時間の抜本的な短縮を可能にする」という点に見出した。生産力が発展すれば、労働時間の短縮の条件が大きくなるのであるが、資本主義のもとでは剰余価値の最大化が資本主義的生産の目的となり、反対により労働時間は延長される。ヨーロッパでは、労働時間規制に関し、階級闘争として勝ち取ってきた歴史があるが、我が国は戦後上から与えられたという経緯があり、労働者側の権利意識が弱い。日本の長時間労働やサービス残業が生まれる所以である。

2020/05/06

kadoyan

再読。最後は、機械と大工業の部分。機械をどうとらえるのか、生産者の結合をどうとらえるのか、緻密な理論展開が、分かりやすく紹介されており、資本論を深める足掛かりに。大工業論は、不破氏の最新の研究でもさらに深められているところ。不破氏の研究の発展もふくめて深めたい。

2012/06/02

まるきすと

マルクスが資本論を準備した草稿なども引用されており、かつ未来社会論の足場にもなるであろう箇所の指摘も。自分で読んだだけでは気付かないところを教えてくれる良いツール。

2011/12/13

yo yoshimata

再読。貨幣から資本へ、絶対的剰余価値の生産と相対的剰余価値の生産など、資本主義的生産の1番根底の問題がわかりやすく解説されています。

2011/11/02

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