新版 たたかいの記録 三つの覇権主義
新版 たたかいの記録 三つの覇権主義 / 感想・レビュー
yo yoshimata
90年代に出された一冊が、新版として再刊されました。ソ連崩壊後に書かれた、ソ連・中国・北朝鮮の覇権主義とたたかってきたたたかいの記録です。旧版も本書の元となった赤旗連載も、貪るように読んだ記憶がありますが、あらためて、3つの覇権主義とのたたかいの大切さを噛み締めています。
2017/01/26
A
①1960年代、世界の共産党の中でも自主独立の立場を貫く日本共産党はソ連共産党に干渉を受けた。志賀という内通者を介しての干渉だった。筆者は干渉が始まった頃のフルシチョフ、対米協調に傾いたゴルバチョフ政権を批判している。 ②中国共産党は文革の対外政策として干渉した。反党分派を育成し、内部からの干渉を試みた。天安門事件の解釈などに齟齬はあるが、両党は98年に関係を正常化している。 ③北朝鮮は70年代に個人崇拝の思想を持ち込んだ。朝鮮総連や在日朝鮮人団体からの攻撃があった。
2020/04/23
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