マルクス 弁証法観の進化を探る: 『資本論』と諸草稿から
マルクス 弁証法観の進化を探る: 『資本論』と諸草稿から / 感想・レビュー
二人娘の父
私の記憶では1995年、エンゲルス没後100年を期して、「エンゲルスと『資本論』」を執筆してから、著者の『資本論』研究に本格的なエンジンがかかったように思う。本書はその集大成ともいえるだろう。御年90歳。その頭脳の明晰さに驚かされる。内容的には重複も多いが、視点は鋭い。斉藤幸平氏の新著に刺激を受けて、再びマルクスとの格闘がしたくなった。
2020/12/18
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