脳を創る読書
脳を創る読書 / 感想・レビュー
KAZOO
電子読書と従来の紙の読書についての論評です。それぞれについて一長一短があるとのことで、それぞれの場合に応じて読みなさいということで何が何でも紙の方をすすめるということはしていません。今後にどのような結果が出てくるのか、ということで現在があまりわからないのではないかと思われます。私は紙でないとだめな方で、メモ的なことを書いたり線を引っ張ったりマーカーを使用したり付箋紙を張ったりするので、電子はだめなのです。
2016/03/05
しょーた
電子書籍が普及してきた昨今、それでも紙の本がなぜ必要か?について、読書の大切さと共に、電子書籍と本の利点を踏まえながら論じている。結論は、紙の本と電子書籍の良さをそれぞれ享受すべき、という意見に落ち着く。本来の趣旨とは多少ずれたトピックも多く、章のまとまりがイマイチだったのが傷だが、光る主張もあった。「読書では、本の限られた情報をもとに自分で考え、想像を巡らせ、思索に耽ることこそが極上の楽しみである。現代人の多くは、同じ時間を情報の検索に費やそうとし、考える前に情報の世界を貪欲に渉猟しようとしている。」
2014/02/25
morinokazedayori
★★★★著者は、言語脳科学と脳機能イメージングを専門とする脳生理学者。読書をしている時の脳のメカニズムや、紙の本と電子書籍の比較を通して、紙の本がいかに言語能力や想像力を鍛えるか、またその結果、記憶力やコミュニケーション能力など諸能力が高まるか、そのプロセスを解説している。娯楽としての読書もよいものだが、いかにして脳を鍛えてくれるのかを論理的に理解でき、すっきりした。
2016/06/09
hundredpink
電子書籍があかん理由はそれが出版社による図書館潰しだからです。100%電子書籍になったら少なくとも今の形態の図書館は自動消滅する。
2018/11/22
Willie the Wildcat
5感と脳。文字に親しむことが想像力を育み、創造力となる。振り返ると、他人の視野・考察が読メの楽しみの1つでもあるなぁ。読書と会話が、語彙力と表現力の源泉。故に、個々人がTPOに応じた様々な媒体の活用が、文字に接する機会を広げる。副題への解が主観的なのに少し安堵。(笑)学生時代に、書いて、読んで、頭で描いた日々を思い出すなぁ・・・。
2014/04/22
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