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クレイジー・クレーマー (ジョイ・ノベルス)

クレイジー・クレーマー (ジョイ・ノベルス)

クレイジー・クレーマー (ジョイ・ノベルス)

作家
黒田研二
出版社
実業之日本社
発売日
2003-04-01
ISBN
9784408504117
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クレイジー・クレーマー (ジョイ・ノベルス) / 感想・レビュー

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かず

大型スーパーのマネージャー袖山はクレーマーの岬と万引き常習犯に悩まされている。岬はペットロボットのクマを電子レンジで温めたら死んだと袖山を人殺しあつかいしはじめる。犯人はその人だと途中まで思っていたが、復讐にやっきになっているので違うのでは?と思いはじめていたら、すごいどんでん返し。このどんでん返しはは考えられない展開でビックリさせられ、面白かった。

2017/06/21

zazo嶋

これ接客業してる方にしたらタマラなく怖いっすよねー。実際問題在りそうってのが怖い...。自分にとってのホラーってのはこういう生身の人間の狂気と暴走がリアルに怖いっす。 ミステリーとしても全くもって意表を突かれたカラクリにまんまと騙され、その意味での読後の満足感も充分!ホラー的恐怖感とミステリー的な満足感がハマった思わぬ快作。100円本コーナーから救出した一冊です(笑)。

2009/09/21

ふじさん

作者持ち前のリーダビリティに優れた文章で、思わず一気読み。普通なら胸糞の悪くなるこの内容をすらすら読ませてしまうのは、ひとえにその力量故だろう。常軌を逸したクレーマーの恐ろしさは、バイトながら自分も接客業を経験しているので身近なものとして感じられた。物語としてはもちろんミステリ部分も綿密に作り込まれていて、ネタ晴らしの瞬間の世界が転倒したような感覚は見事のひと言。まさしく「サイコミステリ」と表すべき内容だった。ただ、ラストが若干駆け足気味だったようにも思う。何箇所か描写が雑に感じられてしまう場面もあった。

2010/11/09

マギカ鍋

大型スーパーの家電売り場のマネージャーが常識外れのクレイマーと怪盗を名乗る万引き常習犯に悩まされるうちに・・・。ズルいトリックの二つが組み合わされ見事に騙される。冒頭から大胆にトリックを匂わせ、なかなかニクイかも。揚げ足取りな、あの手この手のクレイマーの言い分には興味深いやら呆れるやら。世間をあざとく生きる人々が描かれるが裏腹に孤独感も漂う。立場や状況が違ったとしても歪な孤独は、それを補うように異常な固執や想いある物への執着も生み悪循環するとともに、もしかしたら他人へも影響するのかもしれない。

2012/06/14

うぇい

面白かったです。ノベルズで出版されただけあって、展開が急すぎるところとかあり、不満もありましたけど、なかなかサスペンスフルで良かったです。黒田さんの作品は読みやすい文章が良い感じです。

2011/06/20

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