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七人の証人 新装版 (ジョイ・ノベルス)

七人の証人 新装版 (ジョイ・ノベルス)

七人の証人 新装版 (ジョイ・ノベルス)

作家
西村京太郎
出版社
実業之日本社
発売日
2004-09-01
ISBN
9784408504384
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七人の証人 新装版 (ジョイ・ノベルス) / 感想・レビュー

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フリスビー

十津川警部シリーズ初読みですが、いきなりすごいのを読んでしまった感じです。息子の無実を証明するため、父親により孤島に拉致された十津川と7人の証人。裁判の時の証言は果たして真実なのか? 追及が進む中、殺人が起きていよいよ謎は深まります。クローズド・サークルに法廷ミステリーをプラスした緊張感は、「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせます。ミステリーをこんなに夢中で読んだのは久しぶりです。傑作。

2014/01/06

Kid A

舞台設定はぶっ飛んでいるものの、終始理詰めで展開される骨太な推理小説という印象。変則的法廷ミステリといった趣で、過去の事件を再検証することがメインで物語が進んでいく。各々の証言・状況の些細な矛盾点を鋭く突き、反論の数珠つなぎでひっくり返していく様は、落ちゲーで連鎖を発生させたときのような爽快感さえ漂う。 それと同時多発的に起こる殺人事件もどうクロスオーバーするのか興味が尽きず、ここも前述した部分と連動させ犯人を指摘してみせるのは快哉を叫びたくなる。七人の証人、最高かよ。

2015/10/08

がじゅ

初の十津川警部モノ。設定は面白い。中盤から犯人の目星がついてしまったけど、楽しめました。最後はトントン拍子に進みすぎかな、とも思いますが…。ちょっとあっけなかったかな。

2016/02/11

はんげつ

一年前の殺人事件の場を再現した孤島に集められた七人の証人と十津川警部が、犯人とされた人物の父親と過去の事件を再考していく中で新たな殺人も起こる、法廷モノとフーダニットの二つの面白さを備えたミステリの良作。全篇論理尽くしで最後のフーダニットも石持浅海のような方法論を感じたが、それも大変良くできている上に、証言の矛盾へ誘い込む口の上手さや証言を覆すロジックが(若干手がかりが後出しな感もあるものの)とても手堅くかつエキサイティングで素晴らしい。特に写真の件は超興奮した。

2017/03/06

MK56

人の記憶は曖昧で頼りない上に、自己の都合ですぐ改変されてしまうものだ。何だか証言するのもされるのも恐ろしい。

2014/05/14

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