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追憶のかけら (ジョイ・ノベルス)

追憶のかけら (ジョイ・ノベルス)

追憶のかけら (ジョイ・ノベルス)

作家
貫井徳郎
出版社
実業之日本社
発売日
2006-12-08
ISBN
9784408504735
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追憶のかけら (ジョイ・ノベルス) / 感想・レビュー

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個人的にはかなりタイムリーな内容だった。主人公が職を失うかもしれないところは今の私とぴったり当てはまり他人事ではなく、心底胸が痛んだ。手記も旧仮名遣いにもかかわらず読みやすく、佐脇に好感が持て、自殺しないでくれ~~と思うほどだった。なのに、真相がイマイチ(>_<)ラストはちょっと泣けたけど。

2012/03/05

DEXTERITY

この人の不幸は、信頼関係を築けるほどの時間を、結婚生活において持てなかったことかな。それはまぁ、実際に過ごしてみなければ分からない時間であり、一概にどちらとは言えないけれど。松嶋先生、いい人なのかもしれないけど、うっかりすぎます。少し苛々するんだけれど、この長さを、ぐいぐい読ませてしまう筆致はさすがです。

2014/06/24

takaC

とても長い話なのだが、読み応え十分。貫井ワールドにおいては異色作。

2008/03/19

ホレイシア

終戦直後に書かれたとされる佐脇の手記、よく書いたなぁ。旧仮名遣いで文章を書くのって結構大変だと思う。主人公と佐脇、両方に仕掛けられた罠を追っていくのは楽しかった。最後もきちんと後味の悪さが残って、貫井作品でした。満足。

2011/12/10

桂 渓位

 タイトルが『悪意』でも、充分に成り立つそんな一冊でした。  この首謀者は、自らの行為を一点の曇りもなく悪いと思っていない。その辺りに、底知れぬ怖さを感じてしまいました。

2018/05/12

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