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モップの魔女は呪文を知ってる (ジョイ・ノベルス)

モップの魔女は呪文を知ってる (ジョイ・ノベルス)

モップの魔女は呪文を知ってる (ジョイ・ノベルス)

作家
近藤史恵
出版社
実業之日本社
発売日
2007-06-15
ISBN
9784408504841
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モップの魔女は呪文を知ってる (ジョイ・ノベルス) / 感想・レビュー

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あつひめ

キリコの太陽のような明るさが雲って見えるのは、キリコが一生懸命何かを求めているからなのか…。人には一般的な考えは通用しない複雑な心境を抱えている。家族だからわかりあえるのが当たり前でもない。どこかに愛しさが憎しみに変わることもある。いい子はいつまでもいい子でいるのは苦痛以外のなにものでもない。近藤さんは、いい 子の気持ちを底から掬い上げている。大介の出て来ない物語。キリコの心の隙間を表しているみたいだ。キリコ…本当に優しくて純粋な娘さん…。もっとキリコの元気いっぱいな姿を見てみたい。長編、予約しました。

2013/06/27

文庫フリーク@灯れ松明の火

かなり切ないけれど、猫好きにはたまらんでしょう「愛しの王女様」プリンとカスタード。ブリーダーの悪辣さの割に、主人公とショップ豊田の先々想像させて後味ほんのり。2人なら痛み受け止められそう。さらにヘヴィな悪意感じる看護師「第二病棟の魔女」新米只野、最低より少しマシ?いいえグッドジョブ『救おうとしなければ、救えない命に出会うことはない』お祖母さんにとってキリコは大切な存在だったと思う。『もう私は大丈夫』と、キリコが癒える日も近そうな、雪美ちゃんへの魔女のおまじない。

2011/05/07

財布にジャック

今回はハッキリ言って、降参です。「愛しの王女様」にかなり感情移入してしまいました。ペットショップで実は私も、スコティッシュ・フォールドというあの可愛い猫ちゃんに一目ぼれした経験があります。残念ながら我が家はペットが飼えないマンションの為断念しましたが。そんな訳で人事とは思えないお話でした。他の短編もキリコちゃんの優しさが溢れるいいお話ばかりで、3作目も大満足です。

2011/05/18

紅はこべ

ポップな格好の美少女清掃員キリコシリーズ第三弾。恋と進路に悩むスポーツインストラクター、猫に恋した女子大生、子供が苦手なのに小児科病棟に配属された新米看護師、彼らがキリコとの出会いによって、身近な謎を解決し、成長する。ラストの女性社長が語り手の一編では殺人が起きるし、他の作品でも犯罪やそれに近い行為があるから、日常の謎とは呼べないか。近藤さんのシリーズ物でも一番爽やかで、主人公に好感が持てる。と言っても、人の心に潜む闇を的確にえぐり出してはいるのだが。

2009/12/08

hirune

今回は大介は登場しないけど「第二病棟の魔女」でキリコたちのその後がわかるようになっている。おばあちゃんのことで責任を感じ傷ついているキリコの気持ちを救うのは、知り合ったばかりの看護師ではなく夫の大介の役目だと思うんだけど、相変わらず頼りない奴なんだなぁ。。キリコが掃除に行く先々で遭遇する事件、結構重い話しもありました。

2014/11/25

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