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いっぺんさん (ジョイ・ノベルス)

いっぺんさん (ジョイ・ノベルス)

いっぺんさん (ジョイ・ノベルス)

作家
朱川湊人
出版社
実業之日本社
発売日
2009-07-17
ISBN
9784408505107
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いっぺんさん (ジョイ・ノベルス) / 感想・レビュー

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nyanco

ノベルスだけの特典「磯幽霊・それから」を読みたくて追加読み。てっきり後日談は、明るめになるのかと思っていたら…。真っ黒、それもかなりドロドロ系。ほんの十数ページの短編なのに打ちのめされ方が半端じゃないです。立ち読みされる方は気をつけてねw ノベルスには単行本には無かった扉絵が各話ごとにあって、作品の1シーンが描かれています。これも良い出来なのでお見逃しなく!いや~、参った参った…。まだムカムカしてます…

2010/08/24

はっぱ

文章がとても上手くて、物語にグッと引き込まれていく。物語の先が気になって、一気読み。 いっぺんさん=しーちゃんの優しさが、全ての願いを叶えてくれたのかも知れない。不思議な話。 コドモノクニ =四季に絡ませた四つの話だけど、どの話も恐ろしい話だった。特にラストの文章が!・・ 小さなふしぎ=私は、この話が一番好きだった。ラストにかけての不思議は、少し哀れで、チュンスケがとても愛おしかった。 他の六篇も、不思議で恐ろしい話。そして人の恐ろしさも・・。 八十八姫は、山になったのだなぁ・・。

2015/04/19

テツ

朱川湊人さんらしいノスタルジックでセピア色をしたホラー&ファンタジー。怖さだけではなくノスタルジーなきもちが胸を締めつける。例え方が適切かどうか判らないけれど、怖い話まとめサイトにある明らかな物語調な創作話(いや全て創作なんだけど)の凄まじくクオリティが高い作品の集まりみたいな感じ。収録作品全て好きだけれど一つあげるなら表題作にもなっている『いっぺんさん』が好き。いわゆるオカルト的な事柄って現実には微塵も信じていないけれど、何故こうしたお話は好きなのか自分でも不思議です。

2019/01/31

まこみん

帯にあった「じわじわ怖い じんわり泣ける」は本当でした。9編のお話の内「いっぺんさん」と「八十八姫」が切なくて哀しくてだけど特に好きなお話。「小さなふしぎ」私は小鳥のおみくじは見たことないけど、ヤマガラのチュンスケ死んでも健気でいとおしい。「山から来るもの」主人公の少女の、回りに気を使い過ぎる孤独な心に泣けてくる。最後の祖母の言葉が私にも突き刺さった。「蛇霊憑き」ブラック。そう言えば私も昔蛇女出てくる恐怖マンガ読んでたっけ…。この本も朱川ワールド満載でした。

2015/10/15

ガラシャ

幽霊とか妖怪とか確かにホラーなのに心が温まるのですよ。そんな朱川湊人氏の作品が好きです。お気に入りは「いっぺんさん」と「ちいさなふしぎ」です。

2012/04/17

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