攪乱者 (ジョイ・ノベルス)
攪乱者 (ジョイ・ノベルス) / 感想・レビュー
ダイ@2019.11.2~一時休止
テロリストその1。連作短編集。檸檬は第一話で既読なんで世界観は判った状態で読み始めた。安楽椅子モノで駆込み訴えなんかがイイんだけど最後の最後で・・・。
2015/05/02
Satomi
一般人の仮面を被りながら政府を打倒しようとするテロ組織。コードネーム「久米」「輪島」「宮古」のテロリスト3人。この設定だけで何かを期待させる~!!自分の行動によって何がもたらされるか知らされない奇妙な任務。風が吹けば桶屋が儲かる的なロジック!!これを単純に面白いと思えるか、んなバカなと思ってしまうか!?!?この3人が引き起こす予想を上回る功績、それによるなんともやり切れない結末。短編ではあるが一冊を通じての深いストーリー。これぞ石持ワールド!!キタね!!!!
2016/05/30
nyanco
TURN1の「レモン」「アライグマ」「紙袋」までは、そんなんで政府転覆出来るのか…?という感じが、面白くてこれはイイ!、テロリスト達が真面目に取り組めば取り組むほど、可笑しくて…ただ、TURN2辺りから、少し方向が変わっていきます。今まで何の疑問も持たずに任務を遂行していた彼らだったのに、胸に小さなしこりが…。そしてTURN3…無血革命だったはずなのに…、確かに革命自体は無血で行われましたが、駒となった彼らは…。予想とはかけ離れた着地点でした。続→
2010/06/16
財布にジャック
久々に石持さんらしい短編集だと思った。不思議なテロリストたちのお話。キャラは良いけど、最終的にはビターテイストだった。
2010/05/13
barabara
再読。このシリーズはとてもお気に入り。非合法組織や政府転覆にはまるで似合わないささやかな企み…よく考えつくな、こんな話。細胞内でもプライバシーは厳禁、とはいえ人間がやることには限りがあり、やはりある人間関係の流れが出来、最後は激流へと飲み込まれてしまう。私個人は、宮古と久米の仲は組織に知られており、始末をつけるために最後の風船の流れになったのではないかと思った。⇒ 続完
2013/06/07
感想・レビューをもっと見る