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余寒の雪

余寒の雪

余寒の雪

作家
宇江佐真理
出版社
実業之日本社
発売日
2000-09-01
ISBN
9784408533865
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余寒の雪 / 感想・レビュー

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さなごん

短編集。じんわりあったまる話が多かった。出奔と蝦夷松前藩異聞は除く。余寒の雪のラストがよかったなあ。大滝太夫の話もよかったな

2015/12/04

丸太

面白かった。江戸時代人情物の短編集。男女の機微が、小さな事件を繰り返しながら、テンポ良く、丁寧に描かれている。余寒の雪と大滝太夫の印象が強いが、どれも秀作。落ち着いた、良い気持にさせてくれる。

2016/04/17

ちゃこ

第7回(2001年)中山義秀文学賞。[収録作品はコメント欄に]   「紫陽花」「あさきゆめみし」「梅匂う」も良かったが、「余寒の雪」は秀逸。前半の小気味良いテンポでぐいぐい引き込まれ、ラストの静かな情景とやりとりに静かな感動を覚え泣きそうになりました。 松前藩と蝦夷を題材にした作品は、作者の地元への愛情を感じます。 宇江佐さんの描く男性は懐が深くて温かく、女性はしっかりしているのにどこか不器用で優しい。全てがハッピーエンドではないけれど、心暖まる一冊。

2013/09/06

がるっち

上品な流れ。身元などの説明に難しい漢字と読みが多く、目が拒否してこまったが、説明は見開き一ページ程度なのでなんとかなった。

2010/05/11

Levi

年号が出てくる物語がありました。史実に基づいて書かれているのだと思いますが、どうも歴史の教科書を読むようで楽しめません。余寒の雪は思ってもみなかった縁談にとまどう女剣士が相手の家族と触れ合ううちに心が柔らかくなっていく様子に心が温まります。

2010/12/21

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