罪と罠へのアドレス
罪と罠へのアドレス / 感想・レビュー
読書国の仮住まい
ボリューム 『みんな見ている』『私を追いなさい』『ついてこないで』『なかったことにしてほしい』『やりなおせないか』『残してみたい』『やめないて栓をぬいて』『一度でいいから』『誰も悪くない』短編8篇から成る連作 世界観 一つ一つの短編は独立しているが、共通しているのは事件を担当する刑事が同じであること。 そして全ての当事者がコンピュータのネットワークを用いている点。 職種もうばすて屋なんて人も。 補足事項 殺人事件が多めだが、ストーカーや事件の巻き込まれ、不倫なども含む。 中には事件と呼べるか微妙なものも。
2021/11/03
FK
インターネット利用の犯罪というか殺人事件を老刑事が解決していく。あい かわらず警句が出てくる。最後の「うばすて屋」が身につまされる。氏はお年寄りについていくつか作品があるが、その流れから考え出したものなのだろう。もちろんあの楢山節考も頭にあってのことだろう。それにしても人間というのは、人に認められないと生きていけない動物なのだな、と。
2006/07/17
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