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感染夢

感染夢

感染夢

作家
明野照葉
出版社
実業之日本社
発売日
2003-05-31
ISBN
9784408534367
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感染夢 / 感想・レビュー

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らむちん

思った程は怖くなかった。でも、読んでいる途中で同じような夢を見てしまい、目が覚めた後がやたら恐ろしかった(^-^;読み終わった後はタキの不気味な含み笑いを感じた。

2016/08/23

ペトロトキシン

まず表紙がギーガーが描いたようでとても気に入りました。先祖が犯してしまった出来事が起因となる復讐劇で、一言で片付けてしまえば因果応報。後半読んでいくと、これは復讐されても仕方がない気分になってきて、むしろタキに肩入れしてしまいます。

2017/11/02

BUBI

面白くないことはないんだけど「ずうのめ人形」などと比べてしまうと「よくある話」感が否めない。明野照葉というこの作家さんは文章がうまくて何でもそれなりに書けてしまう人なんだろうな。だけどホラーならもっとすごいホラーがいっぱいあるから「それなりのホラー」なんて読者の記憶には残らない。小説の本題の部分ではないけど「夏」が昔と違って亜熱帯の夏になってきたというくだり、ここはこの人の独自の視点な気がして共感できた。安易に読者ウケを狙ってホラーを書くよりもこの人にしか書けない何か別のものを書く方が合ってる気がする。

2018/12/04

うめけろ

怨念がどうとか、個人的には苦手なジャンルなのですが、その苦手意識を超えてのめり込みました。タイトルからして読者にヒントを与えてくれていますので、ストーリーにすいすいと乗ることができました。酷いと言うか、怖いと言うか・・・人間はいつまでたっても過去の罪を忘れ去ってはいけないのかも知れません。ラストは無理にどんでん返しをしなくても良かった気がしますが、ホラー的に収束させたかったのだと思いました。

2013/02/07

Junna.S

読友さんおススメ本。途中で読み進めるのを止めるのが難しいほど入り込んでしまった。正体の見えない悪夢とその影響力、伝播力に慄きながら一気に読了。ホラーだから怖いのは当然だが、怨念よりも正気を失った人間の方が恐ろしいのではと感じた。夢が感染するということだが、実際には対象者が限られているので、タイトルには少々疑問。磊落な彗寛住職は頼もしくてかっこいいが、もう少しエクソシスト的に難航した長丁場になっても良かったように思う。ラストは先が読めてしまうが、そこがまた一層不気味さに追い打ちをかけていて良いかもしれない。

2013/05/08

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