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大延長

大延長

大延長

作家
堂場瞬一
出版社
実業之日本社
発売日
2007-07-20
ISBN
9784408535081
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大延長 / 感想・レビュー

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p.ntsk

高校野球夏の甲子園決勝。因縁浅からぬ監督同士が率いる高校がまた因縁浅からぬ選手を擁して戦う延長15回引き分けの再試合。監督、選手、野球部を取り巻く人達がそれぞれの思惑を抱えながら始まる試合。ゲームが進むにつれて思いが純化し野球そのものの楽しさに変化していく様が気持ちいいです。永遠の球児たちの終わらないゲームは続きます。心理描写もリアルな堂場スポーツ小説の傑作。野球お好きな方にはおススメです。

2016/03/10

背古巣

堂場氏お約束の展開でしたが、面白かったー!。両校の監督がBOSSのGMにかぶり、久保は山城ですね。それぞれがこの試合によって成長していく姿が良いです。奇跡の連続で、現実にはあり得ないだろうという試合内容でしたが、私は根が単純なんで、こういうストーリー大好物です。安心して読めますね\(^_^)/。

2017/11/04

達ちゃん

野球好きにはたまらない一冊。甲子園の決勝で2試合続けての延長戦、も~たまりません。それぞれの選手、監督の心の動きがひしひしと伝わってきて甲子園のグランドが目に浮かびました。

2016/05/18

ひらけん

読み終えた時に真っ先に浮かんだのは勝つ事を優先するのか、それとも、選手の未来を優先するのかという監督が悩むジレンマでした。誰かて甲子園で優勝したい気持ちは、怪我を押して投げて、その代償はとてつもなく大きな物になろうと、それまでマウンドに立っていたエースなら当たり前にある。バント作戦を卑怯だと怒るなら、怪我をした投手を投げる事は良いのかと、高校野球で今議論になっている球数制限の事が頭から離れなかったな。話はのめり込むほど面白かったけど、前日に15回を投げた投手が再試合にも投げる話を美談にはして欲しくないかな

2019/05/12

薦渕雅春

高校野球を舞台にした小説、こういう作品は どういうジャンルになるのだろうか。スポ根ものでもないけど、野球をテーマに 友情を、チームワークを、人生を 、生き方を描いてる。甲子園に出場して 決勝戦を戦うこととなった2つのチーム。監督同士が 昔からの野球仲間でライバル。野球に関する考え方、姿勢も両極端なら チームカラーも全く違う。超高校級のスラッガーも 決勝戦の延長15回 再試合を戦ううちに それまでとは違った姿勢を見せる。両監督の師匠とも言える解説者の言葉も渋い。スポーツを通じて人間の面白さと成長を見られる。

2018/02/28

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