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チーム

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作家
堂場瞬一
出版社
実業之日本社
発売日
2008-10-17
ISBN
9784408535401
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チーム / 感想・レビュー

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ヨミー

堂場瞬一作品初読み。箱根駅伝のシーズンに合わせておいた一冊。学連選抜チームをメインにした作品。レースに入ってからは臨場感抜群で一気に読み終わってしまった。依然読んだ「風が強く吹いている」もかなり良かったが、こちらの方がより現実的でさらに感情移入できてよかった。寄せ集めの選手を束ねるキャプテン浦を中心に、門脇、朝倉、山城、マネージャーの青木らの挑戦。バラバラだったチームもいろいろあって、最後はひとつにまとまった感もあり、熱く爽やかな読了感です。続編も間違いなく読みます。

2016/01/05

まーちゃん

「最後は自分のために走れ。駅伝でそんなことが許されるのは、お前たちだけ」残り物の寄せ集めチーム、学連選抜。悲劇の名将、過去の故障とトラウマを抱えるキャプテン、飄々とした顔の下に見い出される時を待つ大砲。類まれな才能に恵まれた究極のエゴイスト。そんな彼らがたった二ヶ月、数日の合宿と箱根での二日間でじわりじわりと、そして劇的に変わっていく様子に、何度も何度も胸が熱くなり、息が止まり、鼻の奥がツンとなる。/浦、お前のために走っていいか?よく見ておけよ、天才が必死になるとどういうことになるか。キャアー(〃▽〃)❤

2016/01/06

しろいるか

堂場さん初読み。箱根駅伝における“学連選抜”チームを描いた作品。箱根駅伝をあまり真剣に見たことが無いので、予選会で出場権を得られなかった大学からエース級を集結させたこういうチームがあることも初めて知った。いわゆる“寄せ集め”チーム。トラウマ持ちあり、俺様キャラあり、初箱根の1年生あり…と類型的ではあるが、選手達の個性が生きており、それぞれの苦悩や葛藤、監督の思い、本戦の臨場感など、まるでドキュメンタリーのよう。門脇の走りに胸が熱くなり、山城のツンデレぶりにはニヤリ。スポーツものが好きなら読んで損はない。

2012/10/31

冴子

先日読メで教えてもらって早速読んでみました。箱根駅伝ファンとしては胸が痛くなりました。シード権を逃して、予選会から勝ち上がる大学の大変さは以前テレビで見たことはあったけど、学連選抜チームをまとめる大変さまでは、想像したことがなかったから。5区の門脇の応援シーンでは思わず涙がでそうでした。これからの箱根駅伝では学連選抜チームに注目していこうかな。川内さんみたいな人も出てきそうだし。

2016/01/11

pukupuku

シリーズの中でこれしか読んでなくて,それも5年くらい前のことなのでかなり忘れているところが多く・・・リアルに感動。キャプテンに指名された浦の不安,自分のために走ると言い切った山城の心の変化,門脇の素晴らしい山登り。チームとして成り立つのか,勝てるのか?テレビで観る学生達の姿が何重にも重なって,何度も何度も込み上げてくる熱い思いで胸がいっぱいになった。毎年,楽しみにしている箱根駅伝なのに、学連選抜がシード権圏内でゴールインすると、箱根駅伝予選会の出場枠が一つ増えるって知らなかった。それもまた、ドラマなのに。

2016/02/05

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