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主よ、永遠の休息を

主よ、永遠の休息を

主よ、永遠の休息を

作家
誉田哲也
出版社
実業之日本社
発売日
2010-03-20
ISBN
9784408535692
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主よ、永遠の休息を / 感想・レビュー

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nyanco

部屋の壁を覆い尽くす大量のビデオ…、誰もがかつて実際に会ったあの事件を思い出す…。14年前に封印したはずの記憶が…う~ん、巧い!生き残った桐江の過去に何かがあったことは、物語の序盤から解ります。父親は娘を守る、そして何を隠しているのか…。先が知りたく、どんどんとページをめくる手が止まらない。辛い、でも桐江の無事を祈りながら読み進めました。光が全く見いだせない、救いのないラスト。彼女の過去を考えると、この選択しか救われることはなかったのでしょうが、やはりあれが解決策だとしたらなんとも辛い。続→

2010/04/12

ミナコ@灯れ松明の火

伏線があからさますぎて話半ばでオチが読めてしまったけれど、それでも一気に読ませるさすがの筆力。ソウルケイジにも通じるところがある父性愛の深さと、ひとつの犯罪が引き起こした数々のやるせない悲劇が切ない。読み終えた後、何よりもタイトルが一番切なかった。

2012/02/17

星群

何とも言えないモヤモヤとした余韻に捕らわれて、悶々とする。哀しい結末だと聞いてたのに、登場人物のやり取りが軽い感じだったので、油断してしまった・・・。後半の怒涛の展開に着いていけなくて、取り残されたまま、呆然とする。誰も救われない結末、彼の最後の一言が、より一層、淋しく響く。

2013/02/04

ヒデミン@もも

やり切れない思いがこみ上げてくる。記者の鶴田の軽さが読み始め違和感があり、こんないい加減な記者は全国紙レベルにはいないはず。とイラッとしながら読み進めたが、事件の重みを知らされるにつれてその軽さが心の重石を取り除いてくれるようで役だった。タイトルの『主よ、永遠の休息を』装丁も秀逸。さすが誉田哲也さん。暴力シーンを書かせたら。。。ってどの作品もスゴイからいつも飛ばし読みしてしまう。この作品は特に。こういう描写を書くことにどんな意味があるのか。一度作者に尋ねたい。

2016/05/26

けいぴ

2008年の作品。共有通信東京支社に勤務する鶴田は、偶然コンビニ強盗現場に居合わせ、アルバイトの桐江と知り合う。鶴田の元にコバヤシと名乗る男から奇妙な情報が寄せられ、鶴田は14年前に起きた女児誘拐殺人事件について追うことになる。なんともやるせなくなる話、誉田さんですものね。

2021/07/28

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