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恋愛映画は選ばない

恋愛映画は選ばない

恋愛映画は選ばない

作家
吉野万理子
出版社
実業之日本社
発売日
2012-11-17
ISBN
9784408536163
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恋愛映画は選ばない / 感想・レビュー

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taiko

アラフォー独身彼氏なしの花歩里。仕事はそこそこ上手くいっているものの、限られた友達としか付き合いがなく、このまま閉じていくと燻っている。…40代は不惑の年。でも、花保里は惑っていますね。誰かのために生きる、自分の時間を他人のために使う、そういう年代なのだと気づくシーンに、私もそうやってきていたなと思いました。母になっているので当然ですが、結婚していない女性は、花保里同様自分の時間を自分で使っていいのだと思います。花保里は、もっと自信を持てばいいのに。読みやすく面白く読みましたが、→続く

2018/04/14

nyanco

女性として、「うん、そうそう」と頷ける部分もたくさんあるのですが、花歩里があまりにもネガティブ過ぎだなぁ。お局様的な年齢になり、会社の女の子との関係も微妙。震災の影響で自宅勤務になり、ヘタをすると誰とも会話せずに一日が終わってしまう。色んな事が不満で不安。そんな状況を良く描いてはいるんですけどね…唯一の友人と思っている美羽にとってさえ、自分は平日限定の友人で大切な存在と思われていないんじゃないかと疑心暗鬼。その彼女とデパートで出会う話は、とても良かった。やっぱり、どこかにほんわりするネタは欲しいよね。続→

2012/12/24

秋製 

これも面白かったです! 主人公は40ちょっと手前の独身女性。 彼女に共感できたり、そんな風に考えるものなの?とか。人によっては、寂しい人生ね。とか思われるのでしょうね。私はどっちでもありませんでした。共感といっても、あっ、それ解るわ~!くらいです。(笑)性別、年は関係なく、誰だって「選択」は不安だったり悩んだりしますよね!ただ年をとっちゃうと、若い人より無意識でも守備的になっているのかも。 自分に対しての「けじめ」って、気持ちの整理とか前に進むためとか、必要なのだな~!と感じました。 

2013/02/22

えりこんぐ

地味なお話(失礼)なのに、思ったより面白かった。主人公が同年代だから感情移入できたところも。いろいろはっきりしない花歩里だけど、最後はすっきりまとまって読後感も良かった。40歳なんてまだまだ閉じないよ〜(`・ω・´) この人の書くものは大人向けもYAも好きだなぁ☆

2016/11/04

佐久間なす

人生の“選択”に迫られたアラフォー女性の揺れる女心を描いた長編小説。 私はアラフォー女性ではありませんが、「危険な目にあったら突出に連絡できる相手がいるか」「私は相手にとって何番目に大切な友達」かなどと、主人公である花歩里の悩みや考えにいくつか共感できる部分がありました。こういう微妙な女心というのは、もしかしたらいくつになっても変わらないのかもと思います。 私も花歩里のように、何事も誰かに「選ばされた」のではなく、自分が「選んだ」のだと前向きに思うようにしていきたいです。

2014/06/14

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