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王妃の帰還

王妃の帰還

王妃の帰還

作家
柚木麻子
出版社
実業之日本社
発売日
2013-01-19
ISBN
9784408536194
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王妃の帰還 / 感想・レビュー

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風眠

お嬢様学校の中等部、あるクラスで起こった下克上の物語。面子だとかブランドだとか、たかがJCのグループに「ブランド」って何?とか思われるかもしれない。けれど、彼女たちにとっての「グループ」とは、まさにブランドなのだ。ホントうまいこと言うなって思う。上とか下とか、外に出たら関係ないのに・・・と思うのは大人の価値観で、彼女たちにとってはグループがすべてで、死活問題なのだからしょうがない。教室内カーストの実態に迫る一冊。ラスト、駅のホームを挟んで範子グループが手を振り、美姫が「私も行く」と駆け出すシーンが素敵だ。

2013/03/13

takaC

今どきの女子中学生はこんななのか?こんなかもね。作り話だと思って読んだので楽しめた。

2016/09/22

ダイ@2019.11.2~一時休止

クラスのトップにいた娘がいじめられる側になり、元の状態に戻そうと奮闘する女子中学生の物語。いじめやグループ分裂なんかがあるので読んでいて気持ちがいいものではないが最後に救われた。

2014/12/22

しゅわ

【図書館】お嬢様学校の地味女子四人で平和に過ごしていた範子達。ところが、トップから陥落したワガママ美少女・滝沢さんを迎えることとなり、友情に亀裂が入る!? ヒエラルキーの中でもがく女子中学生の波乱の日々を描いた物語です。さすがにココまではやらないだろう?本当に中学生?と違和感があったのは事実ですが、高校の頃、共学ながら女性陣が分裂して苦労した身としては、このクラスがどうなるのか?気になり…一緒にハラハラ。いろいろ歴史に絡めて語られるところにニヤリ。ホッシーが、予想外に人間臭くて良かった♪ 密かに応援。

2014/09/25

おしゃべりメガネ

柚木さんワールド全開の‘女子’作品でした。自分はオトコなので、女子特有?の世界に「?」なところがないワケではありませんが、それでも本作は十分に楽しめました。地味な「範子」を主人公に他にも地味な女子三人が一つのグループとして、人間関係に悩み、それぞれの家庭が抱える様々なことに一生懸命向かっていく姿はスッキリとしたキモチになります。地味とは言いながら、それぞれの個性溢れるキャラはずっと楽しんで読むことができました。でも、女子って色々と面倒で大変なんですね。甘酸っぱい感覚が懐かしく、爽やかに残る作品でした。

2014/11/09

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