独走
独走 / 感想・レビュー
みかん🍊
リオが終わって次の東京オリンピックに向かう今、タイムリーな作品でした、金メダル大量獲得のため優秀な選手を国が全面バックアップ金銭的にも設備もなんの心配も無く練習だけに打ち込める環境をストイックに恵まれていると思って練習に打ち込める選手と、縛られる事に苦痛を感じる選手がいる、確かにスポーツにはお金が掛かる、遠征費や道具代そういうものが全部政府が持ってくれたら助かるし金銭的に余裕はなくとも才能有る選手を育てる事ができるが学校生活も出たい試合も楽しめずオリンピックを目指すだけのスポーツってどうなんだろう。
2016/08/31
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
【図書館本】引退後、強化指定選手のサポート業務をすることになった元柔道金メダリストの沢居。彼が担当するのは高校生長距離選手の仲島。次々と記録を更新する天才ランナーだがメンタルに不安を抱える。国家が掲げる金メダル倍増計画。オリンピックの金メダルだけが全てとは思わないが、やはり選手はそれを目指し、見るものはその結果に一喜一憂する。何の為に苦しい練習をこなして競技を続けるのか?本来スポーツは楽しむ為にやることであるが、楽しいだけでは勝つことが出来ないというジレンマ。スポーツはいったい誰のものなのか?★★★+
2016/11/26
hisato
【図書館本】なぜか感想が消えてしまったので思い出そうとしながら、再度書いてます…が色々変わってますw 仲島の気持ちは少し分かりましたが、沢居さんにはあまり共感できませんでした。ただ、少しずつお役人っぽい言い方になっていくところや、小畠さんと相馬さんのようが社会的な立場とその想いの板挟みになった末の言動といった人の心理描写は上手いなぁと思います。読んでいて、本当にドラマみたいでした。 堂場さん×長距離走は2冊目ですが、チームとはまた違った人たち・違う視点で見ると、スポーツも見える顔が変わってきますね。
2016/11/23
takaC
なんだか読み疲れちゃった。競技そのものももっと書いて欲しかったな。『チーム』とか『ヒート』ぐらいは。
2014/04/29
ゆみねこ
オリンピックの柔道の金メダリストが、スポーツ省の職員として陸上の天才長距離ランナーを担当する。ランナー仲島は走る才能は問題ないがメンタルに課題があると。国に管理されたスポーツマンが感じる違和感、お金の問題やサポート体制など万全を期されていても、自由なスポーツの楽しみはない。オリンピック至上主義、国の面子をかけてもメダルを取りに行くことなのか?オリンピックに対抗するような競技会が実際にあったら見る方も楽しいのかも?色々考えさせられる内容でしたが面白かったです。
2015/08/30
感想・レビューをもっと見る