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牛丼愛

牛丼愛

牛丼愛

作家
小野寺史宜
出版社
実業之日本社
発売日
2014-01-18
ISBN
9784408536378
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牛丼愛 / 感想・レビュー

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nobby

牛丼は大好きだ。トッピングも生卵もいらずシンプルな並のつゆだくに紅しょうがを適量のせて、おしんこやみそ汁も頼まない。そこに牛丼屋があるから食うもんなんだ。その心情まんまのタイトル『牛丼愛』から読み始めると、序盤から何とも違和感いや嫌悪感ばかりで戸惑う…だって、第一話は牛丼ならず牛丼屋を舞台にした下世話な胸クソ悪い日常、第二話でのめくるめく人物連鎖にはニヤリだけど牛丼ほぼ関係ない…それが第三話で一気に絡み繋がる絶品仕上げへの満足度は高い♬そしてここにも程よく悪くてズルいからエラくもならないデブがいるよ(笑)

2020/11/15

モルク

牛丼チェーン店に働く面々とお客さん。二店をかけもちする店長、デブだがきびきび動き働き者の日和、不倫主婦の恵、悪気はないがミスの多い準一などキャラも立って強烈。それが第2話でつながっていく、そして第3話で回収されるというスッキリ感、いいねぇ。年齢をごまかし店の若いバイトと不倫する恵に天罰がくだった時にはやんやの喝采。そしてデブの日和の食べっぷり(肉の)は超気持ちがいい!

2019/08/19

ちーたん

★★★☆☆読友さんのオススメにて読了。24時間営業の牛丼店を舞台に交錯していく人間群像劇。◆正直、第2章までずーっとイライラしっぱなし。①要領いい主婦・恵vs真面目デブ・日和のバイトバトル。ヒールとなる恵に嫌悪は勿論だが日和もやり方が最悪②ある1日の出来事が出会い頭に幾重にも視点替え。これまたどいつもこいつもなんなんっ。③そしてやってくる最終章は1年後。①②がここに来ていろいろ繋がっていく感じは面白い!KAZU・MARSの『ビーフボウル・ラヴ』歌詞だけでも知りたかったな🎶ちなみに私は【松屋】派です😊

2020/10/02

紫 綺

え?これ、小野寺さんの作品?って思うくらい出だしはイヤなヤツばかり。でもイヤなヤツもいいヤツなんじゃないかと思えるくらいハッピーエンドだった。牛丼食いたい‼

2019/09/23

さっこ

牛丼屋で交差するそれぞれの人生。3話の連作短編。第1話は「ひと」「まち」を描いた小野寺さんとは思えないブラックテイスト。とても嫌な女が出てこちらまでイラッ、ムカッとしながら読みました。第2話は登場人物がバトンをつなぐように進み、第3話でそれらが繋がります。やはり最後は小野寺さんらしい人の温かみを感じられる結末でした。

2020/04/25

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