敗者烈伝
敗者烈伝 / 感想・レビュー
いつでも母さん
これは歴史の勉強をした気分。人間観察・これで現代を生き抜くヒントがみえるのか?見えない私は敗者まっしぐらだ。伊東作家の骨太の小説がイメージにあって、なんだろ・・ちょっと違う(汗)敗者がいて勝者がいる。が後世の者がどう評したところで、勝者も朽ちるのだ。人生に勝ち負けは無い。ただ己の内ある。自分だけの感情だ。この中の数多の人物の中で『豊臣秀次』が一番気の毒だった。それにしても、自分の著作を薦す行が多過ぎると感じたのは私だけか?
2019/09/07
ナイスネイチャ
図書館本。伊東潤さんのエッセイともいうべきか。伊東潤さんの作品を読んでいれば一層面白い。全部ではないが、結構読んでいた作品があり高師直、武田勝頼、大鳥圭介など伊東さん目線で書かれているので楽しめました。もっと伊東さんの作品が読んでみたくなる本でした。
2016/06/30
藤枝梅安
日本史の中の「敗者」となった人物たちを採り上げ、筆者が評価を下すエッセイ、というよりは解説。「結果論ではなく」と言いながら結果論を述べ、「詳しくは『〇〇』を読まれたい」と自分の著作をPRしている。体裁は単行本だが、内容的には新書でしょう。
2016/07/13
Shintaro
小説ではなく歴史読み物ですが、面白かったです。日本人の判官贔屓というが、まさにそのとおり。コラムとして家康が「勝者烈伝」として取り上げられているが、やっぱり敗者のほうが面白いや。室町から戦国までは敗者のオンパレードである。太田道灌や大鳥圭介などこれまで取り上げられなかった武将も。敗者から教訓を導き出すことを作者の信条としており、信長は肥大化した己を克服できなかったと断じている。必ず何かを断じざるを得ないのが本作の宿命である。皆さんが好きな将門、清盛、義経、光成なんかも活躍してますよ。でも明治で終わりです。
2017/06/24
takaC
思っていたのと違った。有り体に言えば「見かけ倒し」かな。エッセイ風にしなきゃ良いのに。なんか色々もったいない。最後の方はコキナキスvs錦織戦を見ながら「ながら読み」。失敬。
2017/05/30
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