野球が好きすぎて
野球が好きすぎて / 感想・レビュー
starbro
東川 篤哉は、新作中心に読んでいる作家です。広島カープファンの著者ならではの、プロ野球ユーモア・ミステリ連作短編集でした。プロ野球好き以外の方には決してオススメしませんが、一押しは、巨人ファンなので「2017年――巨人・阿部慎之助、2000本安打達成」です。コロナ禍で暗黒時代に突入した広島カープを著者は、どう思っているのでしょうか? 本日(6/17)返却期限の図書館本が沢山あったのですが、何とか読み切り、全て返却しました。
2021/06/17
雅
プロ野球ネタが満載のユーモアミステリー。笑えるポイントがいっぱいでサラッと読める
2021/12/24
NADIA
私はカープファンだ。もっとも一生懸命応援していたのは学生時代なので、最近のチーム状況はほとんど分からない。それでもカープファンを体現している人には勝手に親近感を覚えるくらいには赤い血が残っている。なので作者の東川さんには以前より密かに親しみを感じている。この作品は燕党である警部とその娘が「ホームランバー」という野球パブで頭脳明晰カープ女子に難事件を解決してもらう5編の短編集。事件はテキトーなのでまあ置いておいて、ファン同士の会話とかマウントの取り方とかが面白い。余談だがカープで一番好きな選手は北別府投手。
2022/02/16
みかん🍊
熱烈スワローズファンの警部とその為つばめと名付けられた娘との捜査一課のペアが野球に纏わる事件を捜査中スポーツバーで出会ったカープ女子の手を借り事件を解決していく2016年から2020年の5件のユーモアミステリ連作短編集、どの事件も実際の出来事や実在の選手が登場し、野球ファンには楽しい、パットン見立て殺人にはちょっと無理があると思うけど、どれも殺人事件だけど軽く読めて楽しかった、東川さんは熱烈なカープファンだったんですね。
2021/09/08
chantal(シャンタール)
アンソロジー「マウンドの神様」に収録されていた「カープレッドよりも真っ赤な嘘」の神宮寺親子燕刑事と安楽椅子探偵"神津テル子"が帰って来た!あれはカープが25年ぶりの優勝を果たした16年の事だった。それから毎年1作ずつ、20年までの野球ファンにはたまらない全5作。バカバカしいミステリーと言ってしまえばそれまでだがこれはミステリーを読むためでなく、野球談義を楽しむために読む本。そして私のように東川さんと同年代以上でなければ分からない昔の事も書いてあるので、年齢層は選ぶかも。野球ファンの人には是非読んでほしい。
2021/11/28
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