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タクジョ! みんなのみち

タクジョ! みんなのみち

タクジョ! みんなのみち

作家
小野寺史宜
出版社
実業之日本社
発売日
2022-11-10
ISBN
9784408538129
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タクジョ! みんなのみち / 感想・レビュー

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まちゃ

『タクジョ!』の続編。今回は主人公・高間夏子と東央タクシー東雲営業所の仲間たちのお仕事小説であり、それぞれの人間ドラマでもあり。短い言葉の連なりの間が絶妙で、疲れた頭にも文章がストンと入ってきました。就寝前の気分転換に丁度良い物語でした。

2023/01/12

kotetsupatapata

星★★★☆☆ まさかの「タクジョ」続編。 相変わらずその辺のフツーの人の、普段と変わらぬフツーの日々を紡ぐのが上手い作家さんです。 今作は夏子の同僚にスポットを当てた作品。 生きていれば多かれ少かれ悩みや葛藤を抱えつつも、何やかんやで日々を過ごしているものです。 同僚の刀根氏の周囲を巻き込むネガティブ思考には腹が立ちましたが、道上に一喝されたせいか、最終章では息子にタクシーの仕事を見せてあげたい、と思えるようになるまでに変化しました。 今後姫野とは結ばれるのか? まだ続くのかな?

2023/02/15

のぶ

前作の「タクジョ!」が良かったので続編が出て本作も楽しく読んだ。前から時間を経て、コロナ禍を経験したという時代も反映した作品になっていて、タクシー業界の大変さも、伝わってきた。新たな登場人物も出てきて、章ごとに語り手が変わる構成で、読んでいて飽きずに楽しめる。主人公の高間夏子はより成長して元気に仕事をこなしていた。今回は章により夏子だけが描かれているわけではないが、それぞれの人のつながりが温かくて味わい深い物語になっている。夏子の家族の話も登場して面白かった。この先もシリーズになればまた読む。

2022/11/26

ひさか

2022年6月アップルブックスに連載されたものに加筆修正して、2022年11月実業之日本社から刊行。シリーズ2作目。今回は6人のタクシードライバー目線で語られる6つの連作短編。それなりに面白いのだが、前作ほどの共感が得られない。夏子の登場が少ないからかも。

2022/11/30

Karl Heintz Schneider

前作は主に女性タクシードライバーである高間夏子について書かれていたが今回は他5人のタクシードライバーがかわりばんこに語り手となっている。ちょっと寂しいなと思っていたら各話に、ちょこちょこ夏子が顔を出す。第三話では夏子が会社説明会の場で終活生たちに先輩社員として体験談を話す。紋切り型の業務内容の説明ではなく歳の近い先輩によるナマの体験談に終活生たちは目を輝かせその後の質疑応答の場でも続々と手が上がり予定時間を20分オーバーする大盛況に。前作ではどこか頼りなかった夏子の成長が読者としては嬉しく頼もしく感じる。

2022/12/23

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