モップの魔女は呪文を知ってる (実業之日本社文庫)
モップの魔女は呪文を知ってる (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー
佐々陽太朗(K.Tsubota)
このシリーズ、どんどん良くなっていますねぇ。深刻な問題もキリコのキャラクターでちょっぴりほっこり幸せに。救いがあります。キリコちゃん、ほんまにええ子や。惚れてまうやろ~WWW 蛇足ですが、新幹線の中で本書を読み切ってしまい活字禁断症状に。駅の改札をでて血眼になって本屋を探しました。見つけた本屋では猫特集をやっていました。ちょっとした奇縁を感じた次第。大佛次郎の『猫のいる日々』を購入。ひょっとして愛しの王女様に会えるか?
2014/08/29
hiro
『その女アレックス』の後に読むと、同じミステリーでもこんなに大きな差があるのだと思い知らされる、ライトなミステリー女清掃員探偵キリコシリーズの第三弾。今回キリコが掃除するのは、スポーツクラブ、オフィスビル、病院といつものように多彩。この四編のなかでも一番長い「第二病棟の魔女」が第三弾のメイン作品といってもいい思うが、今ではいろいろなミステリーで取り上げられている題材だが、これの初出が2006年ということで、当時は先進性があった作品だと思う。ところで大介は元気なのだろうか。もちろん第四弾も読みます。
2015/10/08
再び読書
今回はキリコ夫婦の話題はおばあさんが無くなった事が間接的に語られているだけで、基本いつものキリコが掃除する職場に関連するお話でした。最後のエピソードがいつもと違う感じがして意外でした。ただ、本作はキリコの活躍度が少なく効率的になった感じがする。しかしながら、テーマは少しづづ重みを増している様に感じる。特に病院の話は、結構奥が深いテーマにも踏み込み、最後は親子を含む深い人間の思惑が渦巻き、不気味な印象が残ります。さあ、次はシリース最終作です。楽しみなような、残念の様な少し複雑な心境。
2015/06/26
ダイ@2019.11.2~一時休止
女清掃員探偵キリコその3。連作短編集。愛しの王女様が一番良かった。
2017/09/25
ひさか
J-novel2006年6月,12月号、週刊アスキー2006年1月24日号〜4月11日号掲載の3編に書下ろし1編を加えて2007年6月に刊行。2011年12月文庫化。シリーズ3作め。4編それぞれの職場で起こった事件を掃除人のキリコが解決する。お話の主人公達がキリコによって救われるのが、痛快です。
2015/10/20
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