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クレイジー・クレーマー (実業之日本社文庫)

クレイジー・クレーマー (実業之日本社文庫)

クレイジー・クレーマー (実業之日本社文庫)

作家
黒田研二
出版社
実業之日本社
発売日
2012-04-05
ISBN
9784408550732
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クレイジー・クレーマー (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

スーパーのマネージャーを務める“袖山剛史”は毎日の様に起こるクレームと万引きに頭を悩ませていた。特にクレーマーの“岬圭祐”は悪質な手口を使っては難癖をつけてくる。日に日にエスカレートする嫌がらせは、やがて最悪の事態へと発展してしまう…。クレーマーとの攻防を描いた小説かと思いきや、まさかの展開にビックリ!!途中でグロ描写あり、最後にはどんでん返しありと、なんともクレイジーな一冊だった。巻末の東川篤哉氏による解説が二人の切磋琢磨した仲を伺わせてくれて此方もとても良い。『クレ・クレ』詐欺には注意しないとね!

2022/05/08

Bugsy Malone

陰湿なクレイマーと万引き犯に悩まされる大手スーパーに勤める主人公。その闘いはやがて凄惨な猟奇殺人事件を引き起こす。これは「えっ!何?」という感じで正直騙されました。昨今の行き過ぎた感のある、お客様至上主義も皮肉っているようで中々面白かった。真逆の探偵役となる青年のとぼけたキャラも良かったです。

2016/02/16

koma-inu

モンスタークレーマーの岬に困り果てていた、スーパーのマネージャー袖山。自分の恋人が残忍に殺され、岬が犯人ではないか、と疑い出す。クレーマーの描写が詳しく、ムカムカー!という気持ちになります。終盤は、黒田さん十八番の騙し逆転劇。やや途中描写が少なかったので、気づきにくいですが、一応作中にヒントあり。実際今も、本書のようなクレーマーや万引き犯、いるんでしょうか。強く出れない接客は、辛いですね・・・

2022/10/22

ま~くん

スーパーのマネージャー袖山は万引常習犯とクレーマーに連日悩まされていた。ブチ切れてもおかしくない極限状態に追い込まれた時、殺人事件が発生する。被害者は袖山の彼女。彼がプツンと切れてからの怒涛の展開は圧巻。犯人を突き止めた袖山が取った行動とは。読後最初の感想は昔読んだ「湖底のまつり」。個人的には理解不能、あり得ない。犯人の思考が理解出来ない自分はまともなんだと思う。日本人は「人に迷惑をかけてはいけない」と小さい頃から教えられて育った人が殆ど。でも本書の中盤迄は胸糞悪い事この上ない。結末は好みが分かれそう。

2022/03/10

ジンベエ親分

「カンニング少女」がけっこう面白かったので、手にとってみたのだが…。恐ろしくアクロバティックでトリッキーなミステリー。決定的な一文を目にした時は「…………へ?」って反応しかできんかった(笑) で、改めて読み返してみると、またえらく綱渡りな…。「ちょーっとアンフェアなんじゃないかい?」とクレームを付けたくなるな、これは(笑) ネタバレになるので詳しく書けないが、すごく際どくて無理っぽいロジックはたちょっと見逃せない。驚愕して読了したままだと「超一級のトリック!」と思いかねないけどね。なんせ驚愕度は超ド級w

2018/12/20

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