徳川家康 トクチョンカガン (実業之日本社文庫)
徳川家康 トクチョンカガン (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー
アイゼナハ@灯れ松明の火
「影武者 徳川家康」の韓国バージョン!?(笑)荒唐無稽とはいうものの、家康の対韓外交等の知られざる史実を織り交ぜてきてるところなんか、正統的な(笑)伝奇小説の系譜に連なる作品と言えるのではないかしら。凛々しい秀忠公だとか、多少道を踏み外した野望に燃える真田幸村だとか中々面白く造詣できてるところも好評価。流石に泗溟降魔衆の妖術は山風忍法帖には及ばないとはいえ、柳生但馬守・兵庫助コンビとの最終決戦は中々読みごたえがありました。そしてラストのアレは…お約束だよね(苦笑)
2012/10/29
てつ
第二の影武者徳川家康。朝鮮出兵を絡めているのが新味ではあるが、無理がありすぎ、違和感。幸村のこだわりも理解はできるものの共感できず。読んでみて良かったとは思うがお薦めはちょっと、と言う感じです。
2022/11/13
金吾
『影武者家康』のパロディー本みたいな作品です。ラストまで奇想天外な話です。白い秀忠と黒い幸村、家康は笑えました。
2024/07/08
さらば火野正平・寺
これは面白い!!見事だと思う。風太郎的で隆慶一郎的。樋口毅宏の小説の巻末にある影響を受けたものリストに荒山徹の名前がよく出ているが、確かに樋口毅宏は荒山徹に似ている。物語の面白さに史実の面白さが加味し、さらにパロディの小ネタが色々。隆慶一郎『影武者徳川家康』の資料ほぼ丸写し部分なんぞ書き出すなんて大したものだ。真田十勇士の最期、幸村の姿、そしてラスト、それぞれ皮肉な残酷で痺れる。オススメします。
2013/11/13
tako_machida
家康の影武者の正体も、その野望(オチ)も、空想でありつつ、意外と筋も通っていて、面白かったです。柳生対霧隠対朝鮮忍者の主の代理戦争は見もの!!
2018/01/12
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